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Vスタートデッキガチ考察 〜悪編〜


はじめに


 ※本記事はVスタートデッキ同士での対戦を前提に各カードの解説、プレイングの考察などをしています。それらを理解した上で読んでいただけると幸いです。

 ※見やすさを重視し、デッキレシピの順にカードを紹介していきます。ご了承ください。



デッキレシピと各ポケモン解説

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アーボック系統

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 アーボ: 3、アーボック: 2の配分。

 悪デッキで唯一1〜2エネで動ける、使い勝手の良いポケモン。


 ワザが1〜2エネで使えて、逃げるも1なので、悪デッキの肝であるオーロンゲを育てるまでの時間稼ぎに使いたい為、積極的に育てていきたいです。


 あまりダメージには期待できないので、アーボックで相手のHPを減らしてから、オーロンゲで倒しにいくことをメインのプレイに据えていくと良いでしょう。



ガラルヤドランV

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 悪のスタートデッキのパッケージを飾るポケモンVです。


 せっかくのパッケージポケモンですが、正直使いどころが限定的すぎて、Vスタートデッキ同士の対戦でも活躍が見込めるかは怪しいポケモン。


 特性の「はやうちどく」と、ワザの「あしどめショット」を合わせて1ターンで140ダメージ。

 相手にポケモンいれかえを使わせなければ2ターン目の最後のポケモンチェック時に290ダメージまで出せるので、ダメージソースとしては優秀。


 しかし、どくのダメージで倒すことでエンテイの「まきかえす」のダメージ増加や、しあわせタマゴを発動させないなどの強みはあるものの、出せるダメージが高めなので、倒せるポケモンが多く、「次の相手の番、このワザを受けたポケモンは、逃げられない」という効果が活かしづらいところが気になります。

 対ポケモンV性能はとても高いですが、ガラルヤドランVがワザを使う為には1ターンずつ手札からエネルギーをつける必要があり、フシギバナVやガオガエンVといった、デッキにそれ以外のエネルギーをつける手段があり、ポケモンVを一撃で倒せるポケモンに対しては、相手の準備が出来てないうちに「あしどめショット」を使えないとかなり厳しい試合になってしまいます。


 その為に、悪デッキにはエール団のしたっぱや、オリーヴといった、ガラルヤドランVがポケモンVを2回目の「あしどめショット」で倒す為の妨害効果のあるサポートが収録されているので、それらを使って、ガラルヤドランVを突破されないよう、工夫していけると良いでしょう。

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 デッキに1枚しか入っていないことと、オーロンゲを早く育てていきたいデッキであることを考えると、育てる優先順位はオーロンゲの次になってしまいますが、相手がポケモンVを出して突っ張ってきた時はこちらもガラルヤドランVで迎え撃ちましょう(ただしエネルギーをしっかりつけてから)。



ベトベター

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 ベトベターに関しては書くことが無いです。

 相手の山札をふみならすぐらいなら自分の山札をもってきてほしいです。


 逃げるも3で、「ヘドロのうず」はちゃんと使わせるように設計されてないワザのように見られるので、使い勝手の悪さがぶっちぎり。本当に何。

 1枚しか入っていないので、使う機会も少ないと思いますが、ベトベターしか出せるポケモンがいなければ全てを悟って相手の山札をふみならしましょう。のちになにか繋がるかも知れません。



ドラピオン系統

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 スコルピ: 2、ドラピオン: 1の配分。

 配分からして使わせる気のなさが表れているポケモン。


 まず、ワザを使う為のエネルギーの枚数が多いので、ドラピオンが育ちきる前に何匹のポケモンが倒されているのか考えると、ドラピオンを育てるメリットが感じられないと思います。


 エネルギーに見合ったワザのダメージだけはあるので、ドラピオンしか育てるポケモンがいなければ育てて良いでしょう。むしろそれ以外で使うタイミングがありません。以上です。



ヤブクロン

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 唯一ガラルヤドランVの「はやうちどく」との噛み合いがあるポケモンです。


 とはいえ、ワザを使うのに2エネ必要なので、そこまでして70ダメージを出そうとするならアーボックをちゃんと育てた方がいいです。以上です。



オーロンゲ系統

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 ベロバー: 3、ギモー: 3、オーロンゲ: 2の配分。


 オーロンゲたちが悪デッキのメインポケモンです。断言します。


 まず、ベロバーとギモーは1エネでワザが使えるので、ふしぎなアメを使わずにダメージを重ねていくプランを取れるのが強いです。

 そして特筆すべきはオーロンゲの特性「あくのせいやく」。相手のポケモンの使うワザに必要なエネルギーを1個増やせる効果をもっています。

 オーロンゲに進化できると、相手がワザを使いたくても使えない状況を押し付けられるので、できれば序盤からオーロンゲを育て、相手の動きを遅らせ、試合のペースを自分が握っていくようにプレイできるのがベストです。


 そして特性と噛み合った、「エナジープレス」は、相手のバトルポケモンについているエネルギーの数ぶん、ダメージを加算できるワザを使えるので、相手にワザを使わせる前もしくはオーロンゲを倒すワザを使えないまま、「エナジープレス」できぜつさせることを狙えます。

 また、「エナジープレス」はダメージ加算がなくても100ダメージが出るので、進化前のポケモンであればほとんどのポケモンを倒せる為、オーロンゲさえ序盤に育てることができれば、そのままサイドを取りきって勝利できる可能性があります。


 序盤からしっかりとベロバーを場に出していき、オーロンゲに進化できるようにプレイしていきましょう。



悪デッキのプレイング


 悪デッキは先攻をとりたいデッキです。

 なるべく序盤からオーロンゲを出していきたいデッキなので、進化を先にできる先攻をとっていきましょう。


 最初の手札に来るポケモンは、アーボやベロバーなことが多いはずなので、この2匹は出していきましょう。オーロンゲに進化した時にダメージを受けていない方が良いので、アーボをバトル場に出せるとベストです。


 オーロンゲはワザを使えなくても特性が強いので、ガラルヤドランVが出せているなら、そちらにエネルギーをつけるのも良いでしょう。

 ただ、逃げるエネルギーが重いことを考えると、やはりオーロンゲにエネルギーをつけて、オーロンゲで戦っていく方が賢明です。


 オーロンゲをしっかり育てていけるかどうかが、悪デッキの勝利に繋がっています。



おわりに


 Vスタートデッキ同士の対戦における悪デッキについて考えてみましたが、いかがだったでしょうか。


 悪デッキには、書くことがほとんどないようなポケモンがたくさん入っていて、あまり良い点が見い出せなかったことをお詫び申し上げます。


 やはり、いかにオーロンゲを序盤に出せるかどうかに依存しているデッキなので、あまりプレイングの向上に使えるかどうか、というのも正直微妙です(しいて言えばエール団のしたっぱの使いどころか)。


 このような記事になってしまったので、参考にもならないとは思いますが、読者の方々のお目汚しになっていなければ幸いです。



 Vスタートデッキバトルイベントについて↓



 今回の記事は以上となります。ありがとうございました。




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