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オレから見たあいつ

オレとあいつ(主人格)の付き合いは、学生時代から。いうて、オレに学生時代はないから、機体でいうところの学生時代からの付き合いって言ったらいいのか。あいつは、臆病で怒れない性格。逆に、俺はのんたらしているのがイヤだという性質。

なんだかんだいって長い付き合いだし、あいつの性格も記憶も全部管理しているのはオレといってもいい。他の人はどうか知らねーけど、うちの場合、あいつ(主人格)は、俺らが過ごした記憶を共有できない。俺ら(交代人格)は、共有できるし、必要のないことはプライベートとしてあいつに話さないこともある。そんなふうに暮らしていれば、当たり前のように共有されていない記憶の部分は白紙なわけで、生きてて3分の1は記憶ないんじゃねーかなって思ってる。

そんな記憶のない部分をここに残そうとは思わねーんだけど、俺がノートに書くのは、俺から見たあいつのこと。俺が感じたことかな。嘘はここには書かない。それを先に言っておく。

あいつは、お人好しの過ぎるヤツで、厄介事を持ち込んでは、困ったと嘆く変なやつ。最初は嫌いだったし、好きじゃなかったけど、今のあいつはすき。
やっぱ、きっかけは恋人ができたことなのかなって思ってる。今の恋人もそうだし、その前も。アイツには、元彼がいる。俺の友達だったそいつは、根っからのクソガキで、しょーもないギャグを言うバカだったけど、でも俺はそいつと居るのが好きだったし楽しかったけど、あいつはそうじゃなかったみたいで、結局破局。ちがうな、俺がお別れを言った。
苦しげにするアイツを見てられなかった。だから、勝手にお別れさせた。後悔はないよ。これで良かったと思ってる。今の恋人さんに出会ってからは、あいつはよく笑うようになった。泣くことが増えたし、怒ることも増えた。なんつーか、人間らしさが増した。

それが今は特に嬉しいなって思うかな

今日はここまで、気が向いたらまた書いて投稿するよ

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