ファミレス
ファミレスが好きなのですよ。
執筆のときにはたいてい外作業になります。何故かというと自分の場合、執筆と喫煙が切り離せないからです。喫煙すると執筆作業が異様に捗る。集中できるってことですよ。なぜなのか。
いや、今回はべつに喫煙すると集中できる話をしたいわけじゃあないのです。
自宅近くの駅ビルにあるサイゼリヤでいつもいつもいつもいつもいつも執筆しています。どれくらいいつもかと言うと、お店に入って「喫煙一名で」って言いながら、所定の席にヌルッと入り込むレベルです。店員さんいつもありがとう。
これは実家最寄りのコメダでも同じです。コメダなんてアメリカンって頼んだら、持ってくるとき「ブラックでしたよね……?」ってフレッシュ(コーヒーに入れるミルク)の入った小さいあれを掲げられて、アッそうですすみません!てなるレベルです。
なぜファミレスで執筆をするのか。執筆中に喫煙するから、というのもありますが、ごはんを食べられるからです。
執筆をしているとおなかがすきます。同業もしくは似た作業をする職業でないとわからない感覚かもしれない。そうでないひとには座ってパソコンいじってるだけでしょ? とか思われてそうですが(実際言われたよね)、キーを叩いてるだけでもおなかはすくんですよ。しかも急激に。
食べたい!と思ったときにメニューをひらいて注文できるのは素晴らしいことです。そして喫茶店、カフェなどと違って、ファミレスはがっつり食べられるのです。がっつり。
(まあそんなふうにして3年くらい延々と、サイゼリヤかコメダに通いながら最大8時間くらい居座って小説書いてたら15~20kgくらいふとってしまいました。もともとふとり気味だったのでただの肥満です。友だちが心配してくれるレベルです。なのでこの執筆生活はおすすめしない)
でも、執筆中におなかすいた!ってなって、何か食べるものをつくったり、作り置きを取り出して食べる準備をしたりすると、集中がきれちゃうんですよ。
そうじゃないひともいるのはわかるんですが、こちとら脆弱な物書きなのできれた集中を取り戻すのにめちゃくちゃ時間がかかるんですよ。
食べずに書けばいいじゃん!とか言われそうですが、そのままでいると頭痛がひどくなったり、フラフラして、書いたものが使えなくなったり、あるいは執筆を中断せざるを得なくなったりします。
あまり実感してませんでしたが、本当に、頭を使うとおなかがすくんですよね。秋ごろに三日でプロットつくったとき、最後はめちゃくちゃおなかがすいていたのでやっと気づきました。
そんな感じなので、ファミレスで執筆するのも致し方ないでしょう。もちろん、異様な長居は店舗側に迷惑だと思いますが、さすがに8時間いるときは三食すませることもあるのでご勘弁願いたいんです……ただ、そういうの困るよ!って思ってるのはもうわかってますが、ほかに手段がないんです……すみません。
ところで別名義その1でどうしても早く原稿を仕上げないといけなかったとき、その内容にノるのがきつかったので、冒頭の三万字を一日で書き終わろうとして、サンマルクに7時間くらいいたんですが終わりきらなくて、閉店後、近所でいちばん遅くまでやってるモスバーガーに行って、きりのいいところまで仕上げました。一日に三万字書くのダメだよ絶対……ってあとで思った。
無茶自慢はさておき、たよりにしていた自宅最寄りのサイゼリヤがもうすぐ全席禁煙になります……! サイゼリヤだけでなく全国規模でファミレスが全席禁煙になるそうですね! いやーん。どこで書けばいいんだ。
助けてルノアール!
(でもルノアールは近所にないし軽食はサンドイッチしかないんだよ……)