最盛期の1/3になったゴルフ業界 後編|事業アイディアが欲しい経営者のためのBusiness hack Salon|斜陽産業編 Vol.2-2
事業アイディアが欲しい経営者のためのBusiness hack Salon
この番組は、マーケターと経営コンサルタントの2人で、様々な会社や業界について議論していく番組です。
前編まとめ
高度成長期と共に日本で流行り始め、バブルで絶頂と終焉を迎えたゴルフ業界の課題点
●朝早い
●拘束時間が長い
●気軽に行けない空気
●アクセスの問題(車がない)
●お金と時間のハードル
このような様々なハードルがある中、若年層の取り込み等、成長に必要な課題を解決できるのか・・・?
最盛期の1/3になったゴルフ業界 後編
番組のYOUTUBE動画
事業アイディアが欲しい経営者のためのBusiness hack Salon第6回目ですね。
今日のお題は「最盛期の1/3になったゴルフ業界|斜陽産業編 Vol.2-2」
少し気になる記事を東洋経済で見つけたのですが…
ゴルフ業界の『ゴルフ場』が厳しい状況の中で、毎年入場者数が2,000人以上増加し続けているところが東京の調布にある『東宝調布スポーツパーク』です。
【来場者数】
【場所】
調布市の西調布駅から徒歩十分ぐらい
それを端的に表しているのが、プレイするホール数が9ホールのショートコースで2回まわれば通常の18ホールをまわったことになるのですが、9ホールを回るだけのプレイヤーが現在8割弱になっています。
近隣には、チラシの配布やホームページや口コミでの来場していただけており、特段変わって何か集客事情があるわけではないです。
夜も営業しており、日中の9ホールのプレイで4600円と安価です。
しかし、ここは異色!!
20代から30代の来場比率が40%
女性の来場比率が25%
日本のゴルフ参加人52.8%が60歳以上という数字から見ると、
ゴルフ業界が喉から手が出るほど、欲しい層性を獲得しています。
前回の印刷業界にも少し言えるところあると思いますが…
結局、斜陽産業ってマスがいない気がします。
何が言いたいかっていうと、やっぱり広がっていく業界はイノベーション理論ではないけどアーリーアダプターがいて、マスが商品やサービスを知ってどんどん広がっていき、かたや斜陽産業になれば、どんどんニッチなところへ…
そう考えると、単純にマスがいないってことは中間層はなくなり二極化するしかないです。
【面白い事例】
海外(欧米)でもゴルフ離れがあり、アメリカのゴルフ協会で9ホールのみのプレイ(プレイナイン)を推奨しています。
また、ヨーロッパのツアーで始まったゴルフ6っていうのは、変則プレイで6ホールのみで勝負するらしいです。
例えば、家族旅行で温泉地やリゾートホテルへ行くとゴルフ場が近くにあったりしても敷居が高そうで、気軽にできないからそもそも選択肢にない、、、
でもプレイナインやゴルフ6だと1,2時間で気軽に楽しめるし、客数も増えそうですよね。
エグゼクティブ層を狙っていないゴルフ場や格安のゴルフ場以外は、柔軟に現代のカタチに対応すべきだと思います。
典型的なゴルフに拘らず、遊びの形を変えることはできないか?
今までのやり方を踏襲したゴルフを続けるのではなく、子供や主婦も楽しいと思えるような施設がこれから出てくると、もしかしたらシュリンクしたゴルフ業界も回復を見込めるかもしれないですね。
中間層以下のゴルフ場のホスピタリティってどうですか?
『ほぼないです。』
それが一番の問題ですね。
どんな商売であれ、ホスピタリティは絶対に必要!!
我々の商売でもクライアントの手の届かないかゆいところを考えたり、伝えたりする事のコミュニケーション一つで何かが変わってくるのは事実としてあります。
しかし、残念ながらホスピタリティがない!ということが、デフォルトになっている業界は現状たくさんあります。
エグゼクティブ層を扱う店舗や会社は別だとしても、産業を衰退させる原因はホスピタリティのなさにあると思います。
【ホスピタリティは必要条件なのかそれとも絶対条件なのか?】
ホスピタリティがないならないで、安く、システムも機械化したゴルフ場もありなのでは?
でも、それ自体がホスピタリティですよね。
・今までにないものを世の中に提供する
・お客様のニーズに合わせて対応できるサービスを考える
・現代の視点で物事を見る
ことは、ホスピタリティと言えます。
つまり、絶対条件!
ぼぼ無人の完全自動のゴルフ場って、アリですね!!
安くて、人も介在せずに、気軽にプレイできて、バッティングセンターみたいなものですよね。あとは、ルールを乱す、お客様間のトラブルなど治安をどう守るかが課題ですね。
1ホール〇〇円みたいなまわり方ができるようになると、もっと気軽に行けると思います。カラオケやボーリングの感覚で課金制度を設けるのもいいかもしれないですね。
海外の事例からも読み解くと、現代において物事の多くが『時短』がキーワードになっていますね。
昔と比べると、いろいろなコンテンツが短くなっていますよね。
例えば、スマホでドラマ1本見るのも苦痛だって言う人結構いますよね。
TikTokやインスタのストーリーは数秒単位、音楽のコンテンツもサビメインで最初の数秒で心を捕まえられるかを考えて曲作りする。
ゴルフ業界が、もっと世の中に広げていくために
『どうすれば、ゴルフの楽しさを簡単に味わってもらえるか?』
都内近郊で通いやすく、用具もいらず、2,3ホールが体験できるような施設があれば未経験者の取り込みができそうですね。
レジャー産業として考えて、幅の広がりや、柔軟性が出れば、ゴルフ人口が減っていくのに歯止めがかかる気がしますね。
中間層のゴルフ場においては、ビジネスモデルの転換やドメインをずらす必要があると思います。
フルでまわるのではなく、ゴルフプレイは9ホールで、残りの9ホールはコストはかかるがいかようにでも変えられるはず。
気軽に練習できるホールや、家族連れを取り込みやすいようにアスレチック、BBQやお花畑にライトアップ、、、などなどデートスポットになるような変化をもたらしてほしいですね。
色んな人が来るようになれば、ゴルフの楽しさを感じる人が増える
単純に数字だけ見ると1500万人⇒500万人に減少しているので、
2/3のゴルフ場は将来性を見直すべきだと言えます。
【ゴルフ業界再生の勝手なアイディア】
1、 1ホールいくら、都心にある、人がいないなど、お金の取り方やシステムに柔軟性をもつ
2、 ゴルフ目的じゃない家族やカップルも行けるような施設に変化させ、トライアル体験を促す
3、 その為に、過去の商習慣やお客様だけでなく、広い視野を持ってこれからに焦点をあてる。
--------
オンラインサロンも現在準備中です。
希望者の方には、開設次第通知が行くように準備しておりますので、こちらより通知申請頂けますと幸いです。
https://forms.gle/wRrqPCWyRqudxQMp9
--------
--------
この番組は、主に下記のテーマをもとに2人が気になるトピックをピックアップして、議論します。
基本的に2人の知見や独自の視点で好き勝手にしゃべる番組になっております。
--------
※できるレベルでのファクトチェックは行いますが、間違った内容を配信する場合もあるかと思いますので、ご了承下さいませ。
※見る方によっては不快に感じる表現がある場合がありますが、あくまでエンターテイメント の延長だと思いご理解下さいませ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?