【コラム】麻雀は結局運ゲーですよって話

mkt27ことひうがです。
突然ですが、麻雀における「運」と「実力」の比率ってどのくらいだと思います?
自分は結構7割くらいが運だと思っています。

これは一発・裏・赤の有無とか関係なく。
さて、なぜ「あっち向いてホイよりクソゲー」と言う世界最強がいるのか。鳳凰卓の民はなぜあんなに口が悪いのか。
これを真面目に考えてみます。

「4人で点棒を奪い合う」というゲーム性

世のスポーツは必ずスコアが0点からスタートし、そこからスコアを重ねた人がトップになります。
麻雀の場合、初期点として25000点とか30000点とかを持った状態でスタートします。
こっから奪い合って、大体のルールではもし2着でも2万点を割ればマイナスです。
不完全情報云々とかじゃなく、「卓内に座ったら誰しもがマイナスになる可能性がある」こと。
「いくら強くても負ける理由」の大方はここにあります。奪われる側になったら負けます。

腕と配牌・ツモは比例しない

麻雀においては様々なランクが存在しています。
プロ団体のリーグ戦・ネット麻雀の段位・成績管理のレーティング等。
しかし、それが高いからといって常時勝てるわけではありません。
段位が高い人が勝てるのなら天鳳位はラスを全く引かないし、常時配牌ドラ1の3シャンテン以上なわけです。
しかしMリーグや神域などの対局を見ていると、必ずしもそうではありません。433444
いくら魂天だろうが天鳳位だろうが最高位だろうが、毎回配牌4-5シャンテンで七対子かホンイツかみたいな手がアホほど攻め込んでくる、そんな日もあります。
かと思えば大三元スターターキットが来てポンポンロンで役満とか、そんな日もあります。

少しメンタル面のお話を

先ほどの「配牌と腕は比例しない」という話の続きではありますが、少しメンタル面のお話をいたします。

「舐め打ち」によるティルト

「ティルト」とは、もともとポーカーで使われている用語で「合理的な判断ができなくなる状態」を指します。

このティルトを起こす要因のひとつとして、舐め打ちがあります。読んで字のごとし。 例えば現在雀豪3のプレイヤーが大会で雀士〜雀傑に囲まれたときに「よし、勝ったな!」と思ったら、自分の手は終わってる、たまに好配牌が来ても進まず即リーが飛んでくる、そして倍ツモ親被り、先制後に一発で掴む、不都合な横移動を繰り返しいつの間にかラスに叩き落される・・・なんてこともあるわけです。
5万点から配牌オリで高みの見物をしていたら国士に打ってラス落ちとか。(実体験)  

最近自分が陥っているもの「不運であるという思い込み」

さてここから自分語り。待て待て話を最後まで聞け。多分麻雀打ちの持病だから。

最近、天鳳の東南戦を3本打って443という逆噴射をかましたのですが、Mortalに通してみたら一通ドラドラをブッ壊してたことが判明しました。
これは反省点云々とかじゃなく「危ないな」と思ったわけです。
このときの思考は、ピンズの面子が「一通の種」ではなく「愚形まみれ」だと認識してたわけです。 不運続きによる視野狭窄おそろしや。

「トップの嬉しさよりラスの悲しさ悔しさのほうがデカいやつ」の名前

「ネガティビティバイアス」という言葉があります。
人は幸せなことより不幸、不運のほうがダメージを受け、記憶に残りやすい。ってやつです。言葉があるとはしらなんだ。

行動経済学の「プロスペクト理論」によると、不幸なことは幸運なことの2.25倍ダメージを受けるそうです。玉の間・雀聖3の配分がトップ・ラスで2.04倍なのでそれよりも重いです。 不運・不幸に喰われるね。こわいこわい。

「流れ論」にも同じようなものがある

麻雀でよく論争の種になる「流れ論」ですが、その中に一つ近いものがあります。 「ラスを引いた次の局は配牌が悪くなる」 これも前局のラスがダメージ大きすぎるが故のものです。完全にかかってます。

不運が続いたら一旦休もう

少しメンタル面の話を挟みましたが、麻雀というゲームの特性上いくら自分に非があろうとなかろうと点棒を奪い合う運ゲーなので、「これはあかんな」と思ったら、一旦休むことをおすすめします。
変にアツ続行をかましたら「不運であるが故の判断ミス」を起こしてまた大敗する可能性があります。

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