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第14話 ひとり旅は自由と孤独の両方を味わえる贅沢な修行

おいおい、気づいたらもう3日目だってさ。長崎ひとり旅も折り返し地点だぜ。今回のメインイベント?長崎市内観光だよ、もちろん。でもな、昨日のハウステンボスでの孤独との死闘が尾を引いてて、朝からなんだか体が重い。いや、重いのは体じゃなくて心か?まあどっちでもいいや。ひとり旅のいいところは、こういうグダグダプランも誰にも文句言われないってことだよな。

佐世保駅の改札

1日目と2日目は佐世保で過ごして、街の雰囲気がやたら気に入ったもんだから、予定変更してそのまま滞在。こういうの、ひとり旅の特権だよな。で、今日は佐世保からシーサイドライナーで2時間かけて長崎市へ移動。シーサイドライナー、名前は爽やかだけど、長時間座ってたからケツが痛くなっちまったんだよ。

路面電車の駅

長崎駅に着いたら、まずは路面電車に乗り換え。観光案内所で1日乗車券を買ったんだけど、電車の駅探すのにちょっと手間取った。まさか道路の真ん中にあるとはね。長崎、いい感じにクセが強いな。

出島
角煮まんと檸檬堂

まず向かったのが出島。歴史オタクでもないけど、天気が良くて景色が素晴らしかったから、「まあいっか」って感じで満足。次に新中華街で昼飯…と思ったら、どこも混んでて一人では入りにくいオーラがすごい。結局、角煮まんっていう肉まんっぽい生地に角煮が挟まった的なやつを大好きな檸檬堂と一緒にかじってみたぜ。これが俺の中華街ランチ、いや出島ランチだ。どうだ、笑えよ。

めがね橋
グラバー園から見た景色

その後はめがね橋。名前の通り、眼鏡みたいな橋だった。いや、想像そのままだよな。でも、こういう平和な場所、意外と好きかも。次はグラバー園。これが思った以上に絶景だったんだよな。高台から見える港と街並みが最高で、「おお、旅してるな俺!」って感じになった。

稲佐山から見た海
稲佐山から見た長崎の夜景

で、その後はロープウェイで稲佐岳へ。途中から水平線が見えたりして、「これぞ長崎!」って感じだ。でもよ、夜景が無駄にロマンチックすぎて、ひとり旅の俺にはちょっと刺さるものがあったぜ…。

KAMOMEロール

夕飯は長崎駅構内の寿司屋「魚◯亜紗」で「KAMOMEロール」ってのを注文。とびっこたっぷりの巻き寿司で、シャリが外側に巻かれてる変わり種だ。味?そりゃ美味かったよ。でもカウンター席でひとり、黙々と食べる俺ってどうなんだろうな。

帰りは新幹線じゃなく在来線で新大村駅まで。急ぐ必要もないし、安いしね。そしたらさ、途中で猪と衝突して電車が止まっちゃったんだよ。地元の女の子がアナウンス聞いて一人で笑ってるのがまた和むよな。このアラサーもつられて笑っちまったよ。

箕島大橋でパノラマ撮影
皿うどん

そして4日目。いや、これがまた薄味な一日だったわ。新大村から長崎空港まで徒歩で移動。ひとりで歩いて何してんだ俺。でも途中で箕島大橋を渡ったりとか森園公園とか見れたし、まあいいか。空港内の中華レストランで皿うどん(細麺)食べたのが唯一の"長崎らしいこと”だったな。

最後は空港でアニメ『慎重勇者』見ながら時間潰して帰路へ。こうして俺の長崎ひとり旅は幕を閉じた。総じて?まあまあだな。でもこれでいいんだよ、旅なんてのは。ハプニングも計画ミスも含めて、全部がいい思い出ってやつさ。

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