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プロフェッショナル

何度目かの屋久島。今回は西側からの入山ルートを選択。花山歩道から宮之浦岳を目指し、その後縦走の計画。

前日に花山歩道入口までのタクシーを予約しようと電話を入れると、現在は林道の状況が悪くて大川林道入り口までしか行けないという。しかたがないので、早朝の時間に迎えに来ていただけるようお願いした。これで二時間半の林道歩きが追加された。

屋久島を歩きたくてここまで来たが、内心林道歩きはいただけない。がしようがない。

そして翌日朝。指定の時間少し前にタクシーが到着。優しそうな運転手さんとあいさつを交わし出発。まもなく運転手さんが「ゼロスタートですか?」と聞いてきた。「?」。理解するのに少し時間がかかったが、屋久島では海抜ゼロメーターからスタートする登山者がいるのだ。「いえいえ。花山歩道入口から始めたいのですが、車がはいれないというので・・・」と返答。

「それじゃ、歩道入口までいってみますか?」と運転手さん。状況は理解しているので「無理しなくてもいいですよ」と返したが、内心うれしくて仕方がない。

聞くと、前日に配車センターから予約内容を聞いた後、友人の林業関係者の家まで行き林道の状況を確認していただいたらしい。友人曰く、なんとか行けそうだと・・・

その後、結構な悪路をものともせず花山歩道入口まで車を走れせていただいた。これで二時間半の歩道歩きは無し。

まったく頭が下がる。こういう人を一流と呼ぶのだろう。

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