二頭
低山縦走のため、早朝に村近くの林道を歩いていた。まだ朝が早いためすれ違う人もない。村から山中に向かう上り坂に差し掛かると、前方に人影が。
杖を片手に歩くおじいさんのように見えるのだが、それがすごい速さだ。
すれ違いざまに立ち止まり満面の笑みで。「二頭かかった。一人じゃどうもこうもいかん!友達呼んでくる!こんなん初めてや!」。言うのが終わると、またランナーのような勢いで去って行った。
年をとってもあんなに楽しい気持ちになれる生き様は素晴らしいと思う。
今日もいい日だ。
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