東城りおと伊達朱里紗がお手本とする共通のMリーガーとは?
伊達と東城が参考にする選手とは
この動画では東城視点で特にリスペクトする男性選手が5人挙げられている。
それが、動画内でも挙げられているマトリックスの右上上段に並ぶ、仲林・松本・寿人・ウッチー・太だ。
そして伊達が今最も注目している選手、それもズバリ渡辺太なのである。
下記のnoteでも既に記したように、時に伊達という選手は驚くほど慎重な打牌選択をする選手でもある。が故に、四暗刻聴牌もTOPを守るためならば降りるという選択ができる選手なのだ。
しかし逆に言えば時には状況にマッチしない降りの選択をすることがある。例えばオーラスのラス目・絶好の跳満イーシャンテンでも黒沢の親リーチに降りてしまったことがあった。どうみてもラス目であった以上、一つや二つは押して明らかに攻めるべき場面であった。
なぜならば着順アップが視野に入っていたために順位点も含めればリスクに対してのリワードが倍以上と、明らかに利得が大きい場面だったからである。(実際この場面では早い巡目ということもあり一つでも押していれば、3巡後に跳満ツモで+32ポイントゲットしていたが、なぜか伊達はラスをそのまま受け入れミスミス+32ポイントチャンスを逃していた。ちなみに太なら120%押していたと確信している。)
おそらく太の闘牌を伊達もいろいろと観察し、伊達自身は降りると判断したところを太は突き抜けて、更に無筋を2つくらいは押し込んで、ギリギリのところで絶妙な降りの選択をするシーンを何度も見るに至り、そこに攻守のバランスにおける更なる可能性を感じたのではないだろうか。太の押しの技術を取り入れなければ今後成長することもないと客観的に自己分析してのことだろう。
伊達は太のような押しの強さが必要だと感じているが、やり過ぎれば自分のバランスが崩れて、かえって成績が悪くなってしまうリスクが潜んでいる。太より上の数字をたたき出している以上、変にバランスを崩すのもまずい。よって伊達にも保守的なマイナーチェンジが要請されるのかもしれない。たとえばふだん降りているところで一試合で一回だけ押してみるというチャレンジはあってもいいだろうと思う。
東城のマトリックス
ところで麻雀遊戯王では慎重と大胆、攻撃と守備というマトリックスとしては選手のタイプを区分けするという恒例の企画がある。極めて頓珍漢な軸の取り方をしているのは気になるが、それはともかく、注目すべきは東城の選手区分けとして右上段の枠から飛び出して攻撃的かつ大胆な選手に優とD介が位置するのに対して、左下段の枠から飛び出した守備的かつ慎重な選手として醍醐が位置していることだ。
東城が目指すべき雀士はマトリックス右上5人だと言っているが、逆に言えば醍醐のあの軸ブレブレ打法を見て、果たしてMリーガーで醍醐を参考にする選手が何人存在するだろうか。
太の闘牌は見ていると、エキサイティングであり、どんな選択をするのだろうか?興味深々の方も多いのではないだろうか?
ドリブンズの技術指導役は渡辺太となり、チームに精神的支柱・軸ができた格好だ。これまでの3人が相対的にああでもないこうでもないと、ぺちゃくちゃ話を繰り返すところから、<結果にかかわらず>こういう場面でこう打つのが正着であるという絶対的な軸、方針が打ち出されたことはドリブンズにとって大きい影響があったのではないだろうか?
技術の軸が定まったことによって打ち方の修正も効きやすい、また軸がある分、ゲームに臨むメンタル面でも大きな改善が見込めるはずだ。
それだけ太の打ち方にはブレない軸がある。しかし醍醐の場合はミスを繰り返す度に炎上し、その反動で突然攻撃的になったかと思えば、妙なところで守備的になり、軸がグラグラなのだ。
コメランで度々「ディエゴ打ち方変えた?」を見かけるのではないだろうか。それだけ醍醐が未だにグラグラしていることの証左でもある。
例えば瑞原がこういう時はどう打つか?迷った時、UKなどのアドバイスを伺うようだが、フェニックスで醍醐がそうした役割を果たせるとは到底思えない。
フェニックスを個人的には応援しているが、醍醐がこの状態で果たしてこのチームがレギュラーを通過できるのか?注目している。
越山を監督としては評価しないという点に変更はないが、おそらく今までこのnoteを読んできた方ならばお気づきだろうが、越山が獲得した太に対しての記述はドラフト当初から一貫してポジティブに書いてきた。
越山を全否定するつもりもない、と先のnoteでも書いたように越山を肯定する側面もきっちり記述させてもらったが、期待値を優先させる監督の能力は最低でも、GMとして太という別解を求めた越山の目の付け所は、率直に評価すべきだと思っている。