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BLOG|AUTUMN スケッチ・フォー・ビデオ①|2024/11/7
こんにちは。
とうとうオプション講座が始まります。
私はこの日は日帰りで岡山より通学。始発でも青山一丁目駅にあるBYNDの授業開始の11時には少し間に合わないのですが、急いで向かいます。
本日は普段TAとして私たちをサポートして下さる文田さんが講師。ですので今日は文田先生と呼ばせていただきます。文田先生はフリーランスカラリストでありDaVInci Resolveという動画編集ソフトの認定トレーナー。BYNDの卒業生を経てスタッフ、そして独立されたそうで我々の先輩でもあります。
そしてオプションクラスには新たなクラスメートがいらっしゃいました。今までとまた雰囲気が違って新鮮です。
待ちに待ったスケッチ・フォ・ービデオの授業。楽しみです。
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オプション講座 スケッチ・フォー・ビデオ
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1限目
色についての座学から始まります。数年前に話題になった青と黒のドレス、何色に見える?という写真を例に「青と黒」派と「白と金」に見える人に分かれました。
色がどんなふうに見えるかは、自分がどんなふうに記憶しているか、や、見る環境に大きく作用されます。私も写真をやっているので、原理は理解しているつもりですが、やはり白と金には見えない。でもクラスメートは「青と金」に見える人もいて、人の目や脳みそって改めてみんな違うんだなぁと感じました。
色の三属性=色相、彩度、輝度/明度やダイナミックレンジの説明の後、私が一番興味のあった LOG撮影の話へ。
LOG撮影。富士フイルムのカメラを使う私はいつかFLOGで撮影してみたいと思っていました。そのためにどうすればいいのか、とても興味深い授業です。
LOGは写真のRAWみたいなもの、と勘違いしていたので、教えていただいてハッとしました。
そしてこのスケッチ・フォー・ビデオのテーマ、「伝えたいことを伝えるために設定する」確かに、と思うのですが、実はその「伝えたいことを伝えるために」という概念が私にはとても難しい。
説明するのも難しいのですが、今まで写真の仕事をしてきて色を調整することは伝えたいことを 伝える、というより「より良い」写真を作るためだったり、また時にはクライアントの要望に応 えるためにやってきました。撮った映像に「伝えたいこと」が伝わりやすくするためにさらに調 整する。それはより良い、かっこいい写真を作ることと同じな気もしますが、ニュアンスが違う ような気もして、まだまだ理解が必要なようです。
そんな迷いとともに新しい機能がたくさん。ブラックビデオ、調整レイヤー、ルメトリーカラー、ルメトリースコープ。。。朝から頭はパンパンなようです(笑)
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2限目
LUT。Look Up Tableの略で映像の色変換の際に使います。初めて聞きました。初めて聞くことだらけです。これを1人で本やYOUTUBEで勉強したところで、到底理解はできなかったでしょう。目の前で文田先生に教えてもらえる環境は夢のようです。ライトルームでいうプリセットのようなものでしょうか。クリップごとに色味を整え、その後に全体調整していきます。こういったトンマナは教えていただかないとわからない。一貫性の確保と色味の基礎作り。一貫性の確保と色味の基礎作り。呪文のように反芻したいところですが、そんなことしている間にまた新しい言葉が出てくるので諦めましょう。
その後は一貫性の確保と色味の基礎作りのためのテクニックを丁寧に教えていただきました。実は既に、ファイナルワークの提出が終わってアーカイヴを見ながらブログを書いています。ファイナルワークを作る過程でプレミアを使用した経験をもとにこの授業を振り返るとやっと理解できるところまで来ました。授業当日はついていくのが必死で理解には到底至っていなかったので、アーカイヴは宝です。時間がある限り見返し続けたいと思います。
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BYND名物ロケ弁タイム。
本日はご用意いただいたのは、みそ漬け弁当専門店みそみその鯖の味噌漬け弁当。
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オリジナルのみそ漬床に漬けた食材を低温調理。たしかに鯖の色も綺麗だし、煮付けとはまた違った雑味のない美味しさ。付け合わせも美味しく小ぶりでぺろり。もう一個食べらそうでした!
3限目
いよいよ色合わせ。ルメトリーカラー、ルメトリースコープを使って二つのトラックの色を合わせていきます。ここでも基礎の作業方法や効率的なやりを教えていただきました。トーンカーブの触り方などは写真と同じ考え方なので、わかりやすかったです。個別のトラックを選択してマスクし、より細かい処理をかけていくやり方も教えていただきました。
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4限目
3限目に引き続き、HSLセカンダリの使い方から始まり、全体のプロセスの確認をしてから、マスクの使い方、個別調整を行っていきました。マスクを使った色調整、画の中で目立っていた信号機の赤色をカーブを使って手軽に目立たなくする方法など、具体的な作業方法も教えていただきました。
その後、生徒から質問があった映画のようなLOOKを作るための方法。作例は「JOKER」。文田先生が契約している有料サイトでダウンロードした素材を使って、映画の映像をもとの画像に戻す作業をしました。もちろんどんな状況で撮られたかは知る由もありませんが、一般的な状況に戻すことによって、どのような色が足されているかを想像することができます。それを今後の撮影や編集の参考にするためのワーク。リバースグレーディングというそうです。みるみる魅力が失われていく画に目から鱗!やはりこういう処理が画の魅力を増しているのですね。
この日も1日すごい情報量が頭の中に詰め込まれました。止まることなく溢れていっている気もしますが(笑)何より本日2度目になりますが、BYNDのアーカイヴは素晴らしいです。当日は作業することで必死ですが、2回、3回とアーカイヴ動画を見ることでかなり理解度が高まります。
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翌日も朝から岡山で仕事のため、早々に学校を後にしましたが、私の登校はここまで。次週はオンラインでの参加となります。別れの挨拶をするにはまだまだ心の準備ができていないので、振り返らずに帰ります。みんなと会うのが最後な気が全くしないので、寂しくなる必要もありません。それほどエモい場所でした。
帰りに撮影で使うかもしれない小道具を銀座のITOYAさんで購入し岡山へ戻ります。ファイナルワークがマジでリアルに目の前に現れました。来週は本当に最後の授業です。
(Writer:受講生・藤村ノゾミさん)