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BLOG|AUTUMN ビデオグラファー③|2024/10/26
こんにちは。
3回目の授業が終わって早6日。明日は最終日です。
締切を過ぎてブログを書いているには訳があります。
あくまで私の場合、ですが、もしよかったら今後の参考に。
3回目の撮影実習のブログは、課題をやってからの方が書きやすい!
なぜなら
1:実習のため授業の動画がない
2:ほとんどメモもないので資料は撮った動画の中にしかない
からです。
岡山から通う私はイキって「行き帰りの新幹線の中で復習を・・・」などと書いていましたが、先週の授業後は翌日も仕事だったため、BYND TALK (卒業生の卒業制作時の体験談を聞けるイベント)を途中で抜け、マジで後1分で新幹線に滑り込み、疲れ果てているくせに若干覚醒しているので復習もしなければ眠りもせず、という一番イケナイ状態に。
ちなみにお話をしてくださったのはKEI N.さん、とってもカッコイイデザイナーさんでした。
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タイトルは「Why I Quit SURFING/私がサーフィンを辞めた理由」
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普段広告を作られている方なのでモノの作り方はわかっているけれども、ここでの課題になるとまた違う、というとても人間味あふれるお話で興味深く、細かい進行具合も教えてくださりました。印象的だったのは作品作りの中で音楽を決めたことが大きく影響したとおっしゃっていて、それほど大事なのかと改めて意識が変わりました。途中抜けで大変失礼をしたのですが、伺えて大変参考になりました。KEI N.さん、貴重なお話をありがとうございました。
そうそう、今回もお伝えしたい「BYNDが他の学校とは違う理由」。
「環境」に引き続き、魅力的だったのは「卒業生の作品」。
1ヶ月でここまでできる。この言葉とともに掲げられたのは多くの「似通わない作品」たち。イメージビデオ、ミュージックビデオ、インタビューにドラマまで。ほとんどが1分強の作品ですが、みんな違っていました。
他校の卒業制作も色々見ましたが、BYNDは爆発力が違います。みなさん自由!面白い!危ないのもある!でも結構ちゃんとしている!なぜだろうと考えました。想像するに授業は実務に徹しているのではないかと。クリエイティブに対する余計なバイアスがなく、ただ知識を入れるだけでその人は勝手に表現していく。そんなある程度の放任は、生徒のほとんどが社会人の学校、しかも一ヶ月間ならぴったりなのではないかな、そんなイメージを持ちました。
実際通ってみると全く放任ではなく、タスク先生はどんな細かい質問にもしっかり答えてくれるし、TA(テクニカルアドバイザー)の文田さんは授業についていけない時も細かいフォローをしてくれるし、TAの武井さんがランチ時に流してくれるMVは見たことのないカッコイイ映像ばかりで、刺激や機会がゴロゴロ転がっています。
YoutubeやAdobe、指南書を見ればPremiereProは使えるようになるでしょう。でも教科書に載っていない経験ができるのがここBYND。クラスメートの存在も大きいです。歳も離れているけど、関係なく接してくれて、作る作品も素晴らしい。たくさん影響しあって、私もはっちゃけたファイナルワークを作りたいと思います。
さて、今回も長い枕となりましたが、第3回目の授業のレポート、始めましょう。
第3回目
本日は撮影実習、舞台はBYND運営会社のもつ古物倉庫をお借りしての実習です。なかなか雰囲気のある隠れ家感満載のロケーションです。
1限目
先週の課題の講評をゆっくりと。みんなそれぞれ完成度が高くて、凄い!私もタスク先生より的確なアドバイスをいただいて、気づきの多い時間でした。
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2限目
ここから本格的に撮影タイムの始まりです。
タスク先生の書いた台本をもとにインタビュー動画を撮影。テーマは「クリエイティブな仲間の集まる倉庫」。いきなりインタビュー、そしてマルチ(複数)カメラ。マルチの際のライティングやカメラの設定を学びます。しかし本質をまだ捉えられていなくて、やりながらなんとなく、これをやるんだなぁといったイメージを持ち始めます。すぐに時間が経ってあっという間にお昼ごはんでした。
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BYND名物ロケ弁タイム。
今回は、惣菜・弁当グランプリで金賞を取ったという「かつおめし処 磯野」の鰹節飯弁当。ネットで検索したら、どうやら大阪の会社のよう。しかも私の母校の近所。確かに「かつおめし」なんて発想は完璧に関西人。とっても美味しかったけど、喋るとふわふわの鰹節が飛び散りそうで、気持ち静かなランチタイムとなりました。
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3限目
音声の録音方法や機材について学びます。ここで紹介してくれた機材も後ほどFBでシェアしてくれるのでメモが取れなくても安心。細かいフォローが身に染みます。メインの映像の撮影は2チームに分かれてタスク先生のシナリオをもとに架空のインタビューを撮影したのですが、2人ともアドリブで答えるのが上手で、撮影も然りですが彼らの人間力も知ることができました。「演じること」は撮影の一つのキーになりそうな気がしました。具体的にはまだ、掴めていないのですが。3人組のチームは3カメになるので、1人は手持ちでバラエティのある映像にも挑戦。腰を落としてブレないように撮影します。体の使い方もとても重要です。
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4限目
最後は彼らがアドリブで発したインタビュー内容に沿った「インサート映像」の撮影をします。「クリエイティブな仲間の集まる倉庫」についてのインタビューが軸になっており、例えば「バイクが好きで、バイクも身近にある場所」と言えばバイクに触れているところ、「カメラマンなどのクリエイターが集まる場所」と言えばそれを想像する映像を撮ります。三脚を使って丁寧に撮ることもミッション。やんややんやと焦りながらも、アイデアを映像に変換していきます。
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マツダのロータリーエンジンを横目に3日目も終了。終了しました。次は最終回。いや、凄い。次が終わったら作品作りが始まります。でも、できそうな気がする。BYNDの空気感が自分をとてもポップな気持ちにさせてくれます。なぜでしょう?妙な自信を抱き締めて、最終授業に挑みましょう。ファイティン。
(Writer:受講生・藤村ノゾミさん)