ホテルの写真をスマホで撮影する方法!vol.1~宿はスマホで撮影できる?!~
はじめまして!Byme(バイミ)の代表を務めております大島と申します。この記事ではホテルや旅館に携わる方向けに宿泊施設をスマートフォンで撮影する際の注意点などをお伝えします♪是非ご一読いただき、撮影の参考にしていただければ幸いです!
1.なぜ写真が重要なのか
宿にとって「写真」とは
昨今、旅行者が宿泊先を手配しようと思った際、そのほとんどをWebサイトすなわちOTAに頼るようになりました。業界人はこれを「旅行手配の個人化」なんて言うわけですが、このことは宿泊施設側からしても大きな変革となりました。数十年前までは宿泊施設の集客は旅行代理店に依存しており、特に大箱施設は旅行代理店に営業をかけるのが当たり前の世の中だったのです。
宿泊手配が個人化・Web化されたことで、宿泊施設側にはより一層マーケティングに時間を割く必要が出てきました。これまで旅行代理店に依存していた売り物や売り方を自社で開発し、プランや販売チャネルといった知識を以て戦略を立てていくことになったのです。ユーザー目線では、OTAの登場によって宿泊施設との距離が近くなり、旅行が手軽に行えるようになりました。こうして瞬く間にしてWeb化が浸透していったというわけです。
宿泊施設のWeb予約が浸透した今日では、お客様は何を根拠に宿泊施設選びをしているのでしょうか?以下のグラフをご覧ください。
これは当方が2022年春にOTAのユーザーに対して行ったアンケートですが、「写真」は「料金」に次ぐ重要項目として位置づけられていることがわかりました。今やユーザーが宿を選ぶ上で「写真」は「口コミ」や「評点」、「立地」よりも大切な要素になっているのです。ではなぜユーザーは写真を重視し、宿泊施設選びを行うのでしょうか?
写真が持つ優位性
写真がここまで重要視される背景として、1枚の写真から得られる情報量が圧倒的であることが考えられます。
たとえば上のような部屋について、
清潔感はあるか
どんな構造なのか
広さはどれくらいか
デザインはどのような感じか
テレビの位置はどこか
段差があるか etc…
これらのことを1枚の写真から読み取ることが可能なのです。そしてユーザーの脳はそれらを瞬時に読み取り、判断し、この宿が「アリ」なのか「ナシ」なのかを4秒以内に決めていると言われています。
選ばれ続ける宿になるためには、この4秒間で勝負を決められる写真を常時掲載し、その写真が持つ情報がなるべく高度かつ潤沢である必要があるのです。
2.プロカメラマンが意識していること
情報量を最大化する
ここまでは写真の重要性について書いてきましたが、Web販売を主たる目的として撮影される近年の宿泊施設写真についてはプロカメラマンにそのほとんどを委託している施設がほとんどです。
私も国内外のOTAの営業マンとして3つものサイトを担当してきた経験があり、数十名のプロカメラマンと会話をしてきました。彼ら曰く、施設を撮影する際に構図等の技術的側面以外で最も大事にしていることは【情報量の最大化】であるということでした。前述の通り、写真から得られる情報の最大化は成約率を大きく作用するもので、経験が長いカメラマンほど意識するポイントなのだとか。
テレビのサイズは?
水回りはきれいか?
段差はあるのか?
部屋のつながり(構造)はどうなっているのか?
部屋の雰囲気は?
窓からの眺めは? etc…
上記のことは些細な部分に思えますが、お客様が大切な旅行先を選択する上ではこの上ない決め手になったりするものです。撮影をする際にはなるべく多くの情報量が写る構図を探すこと これが大切です。
水平・垂直を意識する
今度は技術面のお話です。カメラ業界では写真はバランスが大事と言われているらしく、私も正直最初はこれがどういうことなのかよくわかっていませんでした…。実は宿泊施設の建物をはじめとする不動産を撮影しようとカメラを構えてみると、建造物はいたるところに【水平なもの】や【垂直なもの】があるということに気づかされます。
例えば梁や床板、机の表面などは地面に水平に作られていますし、柱やドアなどは地面に垂直に建てられているのです。これは当たり前のことではありますが、この当たり前を常に意識して撮影することが上手な撮影への第1歩となります。
カメラで撮影される写真に写される範囲のことを「画格」と呼びますが、画格に不動産を収めるとき、水平・垂直を意識することで写真のバランスは格段に良くなります。
例えば、以下の写真を見比べてみましょう。
おそらくほとんどの方は、右の写真の方が左の写真に比べて【安定した良い写真である】と感じていただけたのではないでしょうか?
このカラクリこそ、【写真のバランス】に隠されています。
左の写真のように傾いている写真では、ユーザーの購買欲を掻き立てることは難しく、成約率やアクセス数に大きく影響を与えます。プロカメラマンが撮影する写真は水平・垂直が意識され、きわめて美しく整った構図で撮影されています。だからこそユーザーを射止めることができているのです。宿の写真を撮影する際には、是非抑えておきたいポイントですね!
3.スマートフォンで画質は問題ないのか?
スマホで撮影をする際に感じる一番の不安が「スマホで撮った写真でお客様に選んでもらえるか」という点だと思います。結論、全く問題ありません!
以下はとあるお宿の一室の写真ですが、カメラマンが撮影した左の写真に比べ、スマートフォンアプリ「Byme」で撮影した右側の写真でも遜色ない写真になっていることをお感じいただけるかと思います。
実際には近年のスマートフォンカメラの画質をもってしても、一眼レフカメラの画質には(機能性の豊かさ等も含め)遠く及ばないのが現実ですが、OTAにアップロードする際にかかる圧縮率を加味すると、スマートフォンでも十分な撮影が可能というわけです。ぜひ皆様もお手持ちのスマートフォンで撮影してみましょう!
4.撮影のコツをもっと知りたい!
そんなあなたにはBymeがおすすめ!
宿泊施設をスマートフォンで撮影する際のポイントについて述べてきましたが、「もっと詳しいポイントを知りたい!」「ポイントはわかったけどできるか不安…!」そんな方におすすめなのが宿泊施設専用の写真撮影アプリByme(読み方:バイミ)です。
Bymeってなに?
Bymeは日本初の宿泊施設向け写真撮影アプリとして特許を出願しており、世界でもまだ類を見ない最先端のマーケティングアプリです。宿泊施設の写真による情報発信をより身近に・手軽にすることで、成約率の向上と売上アップはもちろんのこと、情報齟齬による口コミの低下を防ぐことができたなど、多方面で宿泊施設に貢献できるアプリケーションです。年間定額で撮り放題の明朗会計だから、些細な点の情報発信も可能になり、情報量の担保もできてしまう優れもの!
自分で撮影するならBymeがおすすめな理由
宿泊施設の写真撮影には様々な観点で高度な技術やセンスが必要で、プロカメラマンに匹敵する写真が撮れるか不安という方もいらっしゃるはず…。ご安心ください!Bymeなら、本日お伝えしきれなかった写真撮影のポイントがすべてアプリケーションに内蔵されています。撮影はアプリ内の指示に従うだけの簡単設計♪初心者でもプロ並みの撮影が可能なんです!
いかがでしたか?
本日は宿泊施設のWeb販売における写真の重要性と、写真撮影のポイントなどについてお話してきました。次回以降では各客室タイプごとの撮影ポイントを丁寧にお伝えします!
ここまでお読みいただきありがとうございました。それではまた次回お会いしましょう!