改宗してからの食事の変化
イスラム教というと、食事の規律が厳しいという印象があった。
日本でよく食べられる豚やアルコールの摂取が禁止されているからだ。
なので、私は豚肉と飲酒をやめたわけだが、それ以上に食生活が変わった。
いままで、スーパーで食品を買うときは特に何も確認することなく商品を手に取っていた。
改宗してからは、豚やアルコールが入っていないかチェックするようになり気づいた。
こんなにいろんな添加物がたくさん入っている!おにぎりにもよくわからない添加物たちがたっくさんはいっているなんて!
私の中でこれがとてもびっくりした。豚やアルコールが入っているか確認したのに、新たな気づきがあった。
豚肉やアルコールがだめなのは、イスラム教で禁止されているから。
なぜ禁止されているかというと、豚肉は不浄であり、豚はなんでも食べる(自分の糞も)なので豚の体の中は汚いものが入っているということになる。
アルコールの場合は、アルコールが要因で病気や死に至ったり、依存症などプラスよりもマイナスの影響が多い。マイナスの影響が多いものが禁止されているということになる。
でも、考えたときに、摂取したらネガティブな影響があるものってアルコールや豚さん以外にもたくさんある。
預言者ムハンマドの時代にはなかった現代の有害なものたち。
例えばたばことか薬物とか。たばこは16世紀に生まれたようだ。
これらもアルコールと同じような影響をもたらす。
あとは、添加物、脂っこいもの甘いもの。生活習慣病の原因にもなる。
ほかにも上げればたくさん出てくると思うけど、思いつかない。
これらは量を慎まないと、身体に大ダメージを与える。
私の意見としては、豚やアルコール由来のないハラルフードを食べていればよいというとではなく
身体に悪いものはハラルフードであってもよくないと思う。
ハラルレストランに行ったときに、ギトギト油の食べ物と甘い飲み物が出てきたときにこれは本当のハラルと呼べるのか疑問を持った。
イスラム圏では、お酒の代わりにコカ・コーラや甘いジュースの消費量が多い。
マレーシアに留学した時に、よく外食をしていた。
油がたくさんはいったナシゴレンとそのナシゴレンの辛さを甘いジュースでうるおす。
こんな生活を1か月していたので、5キロ太ってしまった。
マレーシアの人を見ると、太っている人が日本よりも多い感じがした。
女性はヒジャブや大きな服装で隠せるが、それでもわかった。
なのでここで感じたことも含めて、添加物や甘いものがたくさん入ったものは本当のハラルフードとは言えないと感じた。
なので本当に健康な生活をするのであれば、現代の食生活においては豚やアルコールを避けるだけでは不十分で何が入っているか確認して
一般的に体に良くないものは避けるというのが一番大切だと感じた。
私は、食べるものに一層気を付けるようになり、自炊が増えたおかげで前よりは健康的な食生活を送れていることに感謝している。