~進取果敢!挑戦!ミニチュア作成編~
カレンダー的には夏も最終ラウンド…!こんにちは、背景デザイナーのコヤマです。
みなさんは今年の猛暑を無事に乗り切れましたか?
夏バテで、食欲も気力も失われつつはありませんか?
なんとなく休んでも元気が出ない、そんなときは気分を変えるべく新しいことに挑戦するのはいかがでしょうか。
今回はコヤマが初挑戦した【社内で開催されたウォーハンマー着色体験会】に参加した際のことを書かせていただきます!
時は2023年8月某日、デザイナーTさんが箱入りのウォーハンマーのミニチュアを会社に持ってきた事が全ての始まりでした。
*ウォーハンマーとは、模型を使用したボードゲームのようなものです。
食玩のような箱に、ランダム封入のミニチュアがランナーについた状態で入っています。
ランダム封入のミニチュアを開封する時に社内で盛り上がった結果、欲しいフィギュアが出なかったコヤマは追加で箱を購入することとなりました。
(無事、お目当てはゲットしました…!社内での交換、譲渡感謝です…!!)
さて、このウォーハンマーですが。
ゲームプレイの他にミニチュアを着彩して楽しむという文化があるそうで
後日Tさん開催の着色会が行われることとなりました。
事前にサフと呼ばれる下地材をミニチュアにスプレーしたものがこちら。
下地材は絵の具をのりやすくするために塗布するそうです。
着色会の様子がこちら(Tさん準備ありがとうございます…!)
ここからシタデルカラーという、ウォーハンマー用の特殊な塗料を使用し下地を塗っていきます。
筆でのミニチュア塗装は初めてだったため、最初は細かいパーツに合わせて極細の筆を使用していたのですが
一度に塗れる範囲が小さく、色ムラの原因になっていました。
塗装会の参加者の方からアドバイスを頂きつつ、筆の太さを変えたり、小さいパーツを塗るのに塗装棒(竹串にクリップのついたもの)を回しながら塗るなど、自分のやりやすい方法を模索しました。
初めて行う作業でしたが
最適な方法を模索し、良い結果が出せると作業のモチベーションも高まり
楽しく進める事ができました。
このシタデルカラーですが粘度が高いため、水を含みつつ塗ることになります。
が、シタデルカラーの速乾性に怯えた私は多量の水で薄めすぎたため色がなかなか乗らず、何度も色を塗り重ねる事になりました。
個人的にアナログの作業で苦手なのが、均一に色を塗るという作業のため、この作業はなかなか苦戦しました
根気よく何度も塗り重ねる事により、時間はかかったものの下塗りは上手くいきました!
デジタルですと、塗りつぶしツールで均一に塗れてしまうので楽な作業です。
アナログの手作業で面を塗ると、当たり前のことながら色ムラや筆の跡
塗料の溜まりなどの普段テクスチャやマスクの効果で入れている表現が自然に入ります。
普段何気なく入れている表現も、自分の手で作ったもので再確認すると
作業工程が頭に入っている分、より、細かい部分に気づく度合いが高いような気がしてよかったです。
今回、初めてミニチュアの下塗りをしたのですが
普段デジタルでアセットを作る工程などとは違った難しさや、アナログ作業での工夫に気づきました。
新しい事に挑戦する際の、情報収集や試行錯誤のやり方など多々体験することができ刺激になりました!
また、今回ミニチュアの着彩が初挑戦の社員が何名かいたのですが、職種の垣根を超えてミニチュアを作るのはなかなか新体験で、普段見ない一面を知れたり、交流することもできました。
新しい事にチャレンジするのはエネルギーを使いますが
その分、新しい気づきや経験が得られたり、何よりやったことの無いことに挑戦する楽しさを味わえます。
みなさんもぜひ、新しい事に興味を持ってチャレンジしてみてください~!
(下塗りを完了したウォーハンマーのミニチュアは、次回色塗り会に持ち越すことになりました!)