新人デザイナー、MCスタジオ収録へ!
今年は恐ろしく暑い日が多いですね~!皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は夏バテ気味で、ついついお昼をゼリーだけで済ませてしまっています…
初めまして、新人モーションデザイナーのニノミヤです!
新卒として今年の4月から入社してから数か月の研修を経て
先月からついにプロジェクトへ配属となりました。
ところで、皆さんはどういう手法でモーションを作っていますか?
基本的には3DCGソフトを使用して、手付けで制作する人がほとんどかと思います。
私もそうでした。学生時代からすべて手付けで制作してました。
しかし、今回はなんと…
モーションキャプチャーで作ります!
新人の私がまさかスタジオへ行くことになるとは…
前日までは楽しみ半分、不安半分といったところでしたが
どんな事になるかは、行ってみなければわからない!
初めてのスタジオ訪問
当日は電車と徒歩で向かったのですが…この日も暑くてクラクラしました~
この看板から奥へ進むとスタジオの入り口があります。
中へ入ると…
入り口のある2階はロフトになっていて、1階は収録フロアになっています。
演技の中には走り回ったり、高い所から飛び降りる内容もあり、
この位の空間がないといけないそうです。
キャプチャーの準備
まずは収録に携わるスタッフさん、演技をしていただくアクターさんと打ち合わせを行います。その後に機材周りの準備をしていきます。
今回使用するモーションキャプチャーは光学式です。複数のカメラがマーカーの位置を算出して動きをキャプチャーするシステムなので、スタジオを囲むように専用カメラが取り付けられています。
このカメラをじっと見ていると…何かの攻撃をしてきそうな気がしませんか?今にもレーザービームを撃ってきそうですよね~
カメラが人物の動きを捉えるためには、アクターさんの体の各部位にマーカーをつける必要があります。
マーカーをつけた後はアクターさんに様々なポーズをとってもらい、空間における身体の各部位の基準位置を測定します。
これにてキャプチャーの準備は完了です。いよいよ収録が始まります!
収録の流れ
基本的に収録は、[演出の説明→何度かリハーサル→収録→演技をリプレイでチェック、そしてOKなら次の収録へ]という流れになっています。
必ずしも台本どおり!というわけでもなくアクターさんから「こういう表現はどうでしょう?」と提案をいただきながら内容を調節していく事もありました。
その後、演技内容が決まると数回リハーサルを行い本番の収録へ。
ゲームとしての仕様が守られているか、3Dキャラの動きとして演技に問題がないか、様々なことを判断していく事が大変そうでした。
新人の私はふわっとしか判断できませんでした…無念!
ちなみに、今回の収録で私は本番の収録開始時の「スタート!」と終了時の「カット!」という掛け声を担当しました。
ただ普通に掛け声を言うだけではなく、アクターさん達がスムーズに演技に入ることができる様に「よーい」と「スタート!」の間に1拍置くよう工夫をしていたりします。
終わりの「カット!」に関してはある程度の間隔がないとデータ化されたときに編集しにくい、ほかのモーションに繋げにくい、といった問題も出てくるのでタイミングにはより気を配りました。
開始と終了の掛け声1つでも考えなければいけない事が多くて、大変な仕事でした。しかし普段とは違う体験ができて良い刺激になりました!
お昼休み
午前の収録が終わるとお昼休みです。なんと…
お弁当を用意していただいていました!
夏バテ気味でゼリーが主食になっていたのでありがたい…
魚に野菜にハンバーグ…なんと!
キッシュまで入っていて美味しかったです!
まとめ
このような流れで午後も同じように収録が進められていきました。
いかがでしたか?収録中の雰囲気は皆さんに伝わったでしょうか?
長くなりましたが今回のレポートはここまで!
モーションキャプチャーの収録ってこんな感じなんだ~!
普段みなさんが遊んでいるゲームにも使われてるかも?
など、このレポートが興味を持つきっかけになれば幸いです。
今回、円滑な収録をサポートしていただいたスタジオイブキさん、素晴らしい演技を披露していただいた活劇座さん、本当にお世話になりました!
次の機会もよろしくお願いたします!
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