親としての成功とは何か
お金は銀行に預けるな。
これは本当に良い本でした。
勝間本を長らく愛してきましたが、唯一即実践できたのがこの本です。
私はお金に対する執着が強いです。
育った環境が金銭的に貧しく、やりたいことや欲しいものを親に素直に言えないそういう子供でした。
高校に進学すると、もはや親には頼たくないと思い、部活の代わりにひたすらバイトをしました。(とは言っても、食住は依存していましたが...)
朝は新聞配達、夜は飲食店で皿洗い。
月々4、5万円ぐらい貰っていたでしょうか。
高校生には十分すぎる金額です。
その頃、必要なお金と言ったら月々の学費1万円程度と買い食いに使うお菓子代ぐらいです。
何か目的を持ってバイトをしていたわけでなく、ただ親にお金もらうのがいやだった。
お金を稼ぐことが目的だったので、使い道などあまり考えていません。
なので、余ったお金は当然無駄遣いするわけです。
まあまあまとまったお金を毎月もらえるので、どんどん生活も派手になっていきました。
黙って貯金していけばいいものをどうしてもさらに増やしたいと思い勉強したのが株とギャンブルです。
高校1年生で初めて買った大人の本が会社四季報。
財テクという言葉が流行っている時代でした。
色々勉強したのですが、当時は高校生が投資する術がなく、購入単位が1000株単位だったので、さすがに手が届きませんでした。
それでも高校生なりにいろんな会社を眺めていると、社会見学をしているみたいで、とっても楽しかった。
ほとんど、意味はわかっていませんでしたが...
次にギャンブルを始めてみました。
最初に身近なところでパチンコに行ってみました。
これが楽しいけども、儲からないこと儲からないこと。
毎日通っていたので、パチプロみたいな人にプチ弟子入りをして、色々勉強しましたが、将来食っていくには少々厳しいなということで、その後も遊びの域を超えることはありませんでした。
次がやってみたのが競馬です。
競馬はパチンコと違い時間がかからないギャンブルなので、私にとっては効率的でした。
それでも当時はネットで馬券が買えない時代でしたので、わざわざ競馬場に足を運ぶか、場外馬券売り場に行かないといけないわけです。
競馬はパチンコと違い、少しだけ儲ける可能性を感じました。
それは必ず当たりがあるからです。
そしてそれを自分で選ぶことができるからです。
パチンコは出ると思った台に座れないともう負けです。
パチンコの負けの大多数は出ると思った台に座れなくって、それ以外の台に座って打ってしまうことです。
しかも競馬の場合はこのレースはわからんという時は、買わないという選択肢ができるのです。
パチンコと同様、競馬の場合も読めないレースにお金を払えば、それは負けるわけです。
1日12レースあって、ピンと来るレースは1レースあるかないかです。
この辺の感覚を研ぎ澄ましていくと競馬での勝率はアップしていきます。
株と同じです。
この馬勝ちそうなのに、何でこんなに人気ないんだろ?
そう思えばもう半分勝ったようなもんです。
1位を当てるのは難しいです。
複勝と言って3位までに入れば配当を受け取れる馬券を買えばいいんです。
そしてそれを繰り返していけば、そうそう負けることはありません。
ギャンブルとしての魅力はほぼありませんが、これがの私が編み出した方法でした。
今は本当に良い時代です。
高校生でも株が買える。
うちの子供にも株のことを教えてあげたけど、全く関心を示しません。
お金に困ってないんですね。
私にとって親としての成功は、お金の心配を子供にさせないことです。
子供にとっては頼りない親かもしれませんが、個人的には大成功です。
私のお金への執着の高さはもう死ぬまで治りません。
子供がこの事を気にせず生きていけるなら、本当に幸せなことなのかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます! いただいたサポートはnoteクリエイターの投げ銭に使い、さらにクリエイターを応援を続けてゆきます。