非常識に生きると幸せになる
幸せに生きる方法があります。
私はそれを妻から学びました。
常識が破られた時、思いがけず幸せが舞い込んできました。
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私は子供頃、親から言われ続けた言葉があります。それは、
「ボーナスをもらえる仕事をしろ。」
「一度始めた仕事はやめてはいけない、一度でもやめたら続かない奴だという目で見られる。」
親の言うことをあまり聞かない子供でしたが、このことだけはなぜか頭に焼き付き離れません。
今はそんなこと美徳とも思っていませんが、少し前までは金言だと思っていました。
確かに私は、一家の大黒柱としては機能しています。
尊敬される父親ではないかもしれないけど、自分の父親に比べたら、ちゃんと仕事には行くし、それなりに給料ももらって帰ってくる。
しかし、幸せを感じない。
このことをずっと考えてきました。
結婚する前も、子供ができてからも、今みたいなことはなかった。
まだ妻との会話があったころ、妻に聞いたことがあるんです。
なんか、最近幸せを感じないんだけど、何でだろ?って。
そしたら、
「そんなの決まってるじゃん、パチンコやめて、お酒もやめたら楽しいことなんて何にもないやん」って。
もう、家を出て行こうかと思いました。
誰のためにお金と生活習慣を変えようとしているのか。
一番理解して欲しい人に理解されなかった。
そして、何かが壊れた。
それから、自分の時間を大事にしようと思いました。
運動したり、本を読んだり、英語の勉強をしたりと、今まで家族に遠慮してきたものを全てやってみました。
そしたら、人生が変わった。
毎日が楽しくなってきたのです。
そう、あの時壊れたものは、理想の父親像。
理想の父親像というブレインロックが外れたのです。
全然いい父親ではないのだけれど、それでも自分なりにやってきたつもりです。
でも、できなかった。
よくよく考えてみたら、子供が小さい頃は私も必要とされていた。
でも、今は違う。
妻が頼りにしているのは子供なんです。
子供の成長ともに父親の居場所はなくなってゆく。
私の父親もそうだったのかもしれない。
ただ、その行き場のない思いをギャンブルにぶつけていただけなのかもしれない。
今や私は、お金だけを運ぶ大黒柱。
格好は悪いけど、それでもやりたいことができるので幸せは感じる。
そう、メンタルブロックとは世間の常識のことだったんだね。
非常識に生きると、こんなにも生き生きとすることができるんだ。
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