
時間割引率の間で
わかってもらおうとした。
でも、わかってもらえなかった。
わかってもらうことをやめたら、意外なことに気づいた。
*
私は自分の自由になる時間が欲しかった。
悩んだ挙句、お酒を飲むのをやめた。
理由は、お酒を飲むと寝てしまうから。
そもそもお酒に弱いのです。
それでも時間は足りませんでした。
次にやめたのがテレビです。
元々あまり見ないのですが、ついていると、ついつい見てしまうのがテレビです。
今では大好きなチコちゃんも見なくなりました。
おかげでぼーっと生きることがなくなりました。
テレビとアルコールをやめただけで、毎日2時間以上の時間が増えました。
私はマスコミのビジネスモデルの虜から解放されたのです。しかし、
これにはダークサイドがあります。それは、
家族の会話が減ったことです。
テレビやお酒はコミュニケーションをとる上で必要なものでもあります。
私はこれをやめたことで家族との時間も減らしてしまいました。
私はかなり迷いました。
しかし、私はとりあえず行動をとる方に動きました。
妻には、そんなに我慢して生きて何が楽しいのと言われました。
時間割引率の低い行動をすると、どうしても時間割引率の高い人との間に壁ができます。
私は説明しようとしました。
しかし、上手く説明できなかった。
何を話しても伝わらない。
時間割引率の間で...
私は理解をしてもらおうという努力をやめました。
本来であれば距離を取りたいのですが、家族と距離を取ることはできません。
それでも好きな人達なんです。
今では夕食のひとときと、隙間時間での会話ぐらいしかありませんが、
それでも以前のダラダラした会話に比べると、大事な話ができているようにも感じます。
時間が少なくなると、コミュニケーションの質が上がる
これは最近感じることです。
家族それぞれに話してる時間なんて1日あたり5分もありません。
だから、その時間を大切にすることができています。
遠回しにしていたことなども話せるようになってきました。
時間の総量とコミュニケーションの質は比例しない。
そう思うと少し気が楽になるのでありました。
自分を変えると周囲との軋轢を生じます。
時間割引率の高い人との戦い。
距離を取れればいいけど、取れなくても方法はきっとある。
私は自分が望む結果を得るために、動き続ければ必ず道は見つかると信じて、この戦いに挑み続けようと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
