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企業内診断士 修善寺プロジェクトとは?

Challenge 修善寺の取り組みは、コトコト企画室と首都圏の企業内診断士とのコラボレーションで進めています。
今回は、首都圏の企業内診断士会による「修善寺プロジェクト」についてお伝えしたいと思います。

 中小企業診断士って?

「中小企業診断士」という資格をご存じですか?「経営コンサルタント」を認定する唯一の国家資格で、資格試験の内容が企業の経営に関わる知識を横断的に身につけることができることから、ビジネスパーソンが取得したい資格の上位に入っています。
「経営コンサルタント」の資格と聞くと、独立開業しているコンサルタントの方が多いと思われがちですが、企業に勤めている診断士が結構多いんです。

 「修善寺プロジェクト」のきっかけ

 「中小企業診断士」というぐらいですから、企業の支援を行うのはもちろんですが、一昔前までは企業の支援とともに地域振興の支援も行われていました。
 2018年に伊豆半島の南端、南伊豆町において、かつて使われていた地域振興のノウハウを活用して、企業内診断士のメンバーが南伊豆町の産業振興について提言を行いました。それを聞きつけた当時伊豆市商工会職員の方が、「修善寺の地域振興も」とお声がけをいただいたのがきっかけでした。

「修善寺プロジェクト」のメンバー

二十名弱のメンバーほとんどが、企業や公的機関に属する「企業内診断士」。「中小企業や地域の支援に携わりたい!」と資格取得の勉強に励んだのですが、普段の仕事ではなかなか支援の仕事にはつけないメンバーが多く、「地域に役立つことを何かやりたい」というエネルギーにあふれていました。修善寺にゆかりの無いメンバーもいましたが、プロジェクトの進行とともに修善寺に対する愛着が少しずつ生まれてきました。

 「修善寺プロジェクト」の目的

 修善寺の観光地という側面に着目して

○修善寺に来てもらう人を増やす。
(誰でもいいわけではない。修善寺にふさわしい人=ターゲット化)
○修善寺の観光消費額を増加させる。
(来た人に楽しんでもらってお金を使ってもらう)

の2つとし、修善寺にふさわしいターゲットとそのターゲットにふさわしい振興策について検討をおこなうこととしました。

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プロジェクトのプロセス

まず初めに2019年1月にキックオフミーティングを都内で開催。2月16日-17日にはメンバーのうち15人程度で修善寺へ現地調査に伺いました。観光スポット等の視察や地元観光関係者等へのヒアリング等を実施。提言に向けての材料をいただきました。

伊豆日日新聞


その後、2月下旬から7月上旬に月1回の全体ミーティングのほか、ターゲット別チームごとのミーティングを不定期に開催して、提言をまとめていきました。
そして7月14日に調査にご協力をいただいた関係者に対して提言事項についての報告会を実施しました。
報告に当たっては、修善寺にふさわしいターゲット客を
○熟年者リピーター
○30代女性
○インバウンド(欧米富裕者層)
○自転車・文学歴史等、修善寺の特徴的なコンテンツのファン

と設定し、それぞれにあった具体的な振興策について提言を行い、報告書をまとめました。

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今後の展開

 提言した観光に関する振興策についてまだ具体的な動きができていないのが現実ですが、地元でのイベント開催支援や起業相談、地域での教育問題への対応など幅広い分野でコトコト企画室とのコラボが進んでいます。
 今後も一つずつ着実に実績を積み重ねて修善寺地域のみなさんの信頼を得て、より一層お役に立てるよう、メンバー一同がんばっていきます。


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