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好きだから逆行してしまうこと

先日ある女の子の話を聞いた。彼女は彼氏がいる20代後半だ。

「こないだお酒飲みすぎちゃって、酔っ払ったんです。それでなんか電話したい気分になったので、男友達に電話しちゃったんですけど、すごくそれを後悔しているんですよね。」

「彼氏に電話すればいいのでは?」そう思ってしまいそうな話だが、こういう人は意外と多い。酔っ払ってしまい寂しくなり電話するのは分かる。

「なんでそういうことするのよ?」と聞くと「なんとなく」や

「彼氏に電話すればいいじゃん?」と聞くと「そうじゃないんだけどさ」

など曖昧な言葉しか返ってこない。どうして酔った人は彼氏ではない男の子に電話してしまうのだろうか?

それは単に「電話した相手が彼氏よりも寂しさを出してもいい相手」の場合と「好きな人に酔った自分を見せたくない」という可愛さのどちらかだろう。

前者であれば私個人の意見としては少しでも気持ちがあるならば電話した相手と付き合う方がいいと思うし、全く気持ちがないのであればうまいことキープしておくことが大切だと思う。いずれにせよ彼氏に対して寂しさを出してもいいとは思っていないということだから、これから彼氏を「安心して寂しさを出してもいい男」にまで持っていく必要がある。

一方、後者であれば「本当に好きなら彼氏以外の男の子に電話しない」が正解だろう。好きだから酔っている自分を見せたくないけど寂しさは消したい。あるいはただ酔って楽しいからその楽しさを誰かと共有したいなどいろいろ気持ちはあると思う。でもそういったものすら共有できる相手こそが自分にとって本当に良い相手なのだと思う。

酔った時に彼氏ではない人に電話している自分がいたら、少し立ち止まって本当に好きなのかを考えてみるといいと私は思う。

「好きな人だから酔った姿を見せたくない」なんて「好き」という言葉を言い訳に使わずにまずは「本当に好きなのか?」を考えて欲しいと思う。

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