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Paris で出会った素敵な人

Parisはいつまでも私にとって栄養補給できる大好きな街です。16年も住んでいたけれど今だに訪れるたびにインスピレーションを受け、新しい体験と出会いに恵まれます。


今回はストの影響も心配でしたが私が着いた翌日からメトロが動き出し、お天気も12日間奇跡的に晴れという恵まれた環境でした。冬の光がとても綺麗でセーヌを歩いていても足を止めては写真を撮っていました。Parisにはそういう”足を止めたくなる”光景がよくあります。光だったり、人だったり、建物だったり、花だったり。だから歩くのがとても楽しい。ちゃんと目を開いていなきゃって思わせられるのです。

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今回友人とPalai Royalで待ち合わせしていた時に出会ったのがようこさん。

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Kitsune cafeではこれまでもお見かけしていて、いつもハツラツとして素敵なご婦人だなあとは思っていましたが今回友人から紹介されて初めて話すことができて、なんとようこさんすでに77歳なのだそうです。とてもとてもそんなお年には見えなくてファッションも素敵だし、何より幸せ感が彼女全体から伝わってくるのです。彼女の娘さんがMaison Kitsuneのデザイナーと結婚していてそれでいつもKitsune cafeにいらっしゃるそうですがParisの真ん中で若い人たちといつも仕事をして”本当に楽しいのよ”っておっしゃっていました。ボトックスももちろん整形もしていなくて笑顔が周りの人を幸せにする。そんな年の取り方ってすごく素敵だと思いました。


人間の美しさは顔だけじゃなくて全体の雰囲気とか笑顔にあると思います。

いくら”美人”でもその人から優しさや幸せ感が伝わってこなければ意味がない。

歳をとればとるほど顔にシワがあったっていいから優しい顔になりたい。若い人たちを包み込むような、経験豊かで感情豊かな人間になりたいと思うのです。年齢と戦うのではなく、受け入れて受け止める。アメリカではボトックスや整形している中年女性をよく見るけれど決してその人たちを美しいとは思いません。整形は自分の恐れを顔に”冷凍”することだと思います。どうやったって20代の若い肌には勝てないし、それは戻ってきません。だけど表情の美しさは衰えない。ありのままの自分を愛して、愛する人を持つこと。これがどんな美容液よりも効く美容の秘訣だと思っています。だから幾つになっても恋愛していたい。


Parisはそう思わせてくれる街なのです。

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