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ブログから移行

バイバイワールド代表の髙橋征資です。これまで気が向いたらブログを書いていましたが、こちらに移行していきます。たぶん5年に一回くらい投稿します。しばらくはブログの転載になります。

初回は「バイバイワールド」という会社について。バイバイワールドは玩具・マシン・ロボットなど、デジタルでフィジカルなモノづくりを行う企業です。エンターテイメントに特化したメイカー、ということで「エンタメイカー」と言ったり言わなかったりしています。

なぜ「バイバイワールド」という名前なのか?

バイバイワールドと聞くと「この世界にさよなら」なんて後ろ向きな意味合いに捉えられがちですが、そんなことはありません。この名前を思いついたのは、ボクがコンピュータゲームを作りたくて大学に入学し、初めてプログラミングを習った時でした。初回のお題はもちろん「世界一有名なプログラム」と呼ばれるこれ。

“UNIXのシェルスクリプトで「Hello World!」を画面に表示させよう!”

なんでハローワールド?と思いつつも言われるがままにコードを記述し実行すると、画面に「Hello World!」と表示されました。この時、ボクはこんなことを思いました。

これは「コンピュータで作られた世界に入る挨拶」ということか。。このままプログラミング技術だけ磨いても、ボクはそんな世界の中だけで楽しむゲームしか作れないのではないだろうか。。この世界から出なきゃっ!

コンピュータの世界から出よう!といっても、プログラミング技術を会得することを諦めたわけでも、プログラミング自体を否定したわけでもありません。むしろプログラミングも含めた総合的なモノづくりで、実体のある人と人、人と物との間にこれまでにない楽しい体験を作れないか、と考えたわけです。そんな風に考えていたら、「Hello World!」へのカウンターとして「Bye Bye World!」という名前が頭に浮かびました。「バイバイワールド……なんかいいな、また何かに使おう。」と思いました。

この出来事は2003年のことでしたが、これ以降ボクの予想通り、スマホやタブレット、携帯ゲーム、VRなどなど、人々はコンピュータで作られた世界にどんどんのめり込むことになってしまいました。一方でボクは大学で電子工作、コンピュータミュージック、インタラクティブ技術などを学び、フィジカルでデジタルな作品制作を行ってきました。2012年には大学院を出て独立し、2013年に「バイバイワールド株式会社」を設立し今に至ります。バイバイワールド株式会社のロゴマークはこちらです。

ロゴマーク

この手のロゴマークには「バイバイする」「手作りする」「手に触れて楽しむ」「拍手を極める」という意味が込められています。バイバイワールド株式会社はそんな思想で玩具・マシン・ロボットの自社開発を行ってきました。(詳しくは次回)

また、バイバイワールドは2013年1月より「株式会社よしもとロボット研究所」と業務提携し、SoftBank Robotics社のロボット「Pepper」のオフィシャルコンテンツの企画・開発業務に協力させていただいております。なぜPepperのお仕事をすることになったのか、については長くなるのでまた追々。

(この記事は2017月年4月に公開した記事を加筆修正したものです。)