【脱120分エスキス】製図試験の時間配分と確保すべき大事な時間
こんにちは、さよきすです。
一級建築士製図試験、かつてランクⅢ~Ⅳの図面ばかりだった自分が、合格には「合格に近づく方法を知り、合格に向けて正しく努力することが重要」と理解し、少しでもお役に立てればとこのnoteを投稿しています。
「そんなの当たり前じゃないか」と思われる方もいらっしゃるかと思います。私もいまは、そう思います。
とは言え、勉強・対策をしているさなか、私は合格に近づいている実感は、ほぼ得られませんでした。勉強してもずっと同じところをグルグル回っているだけで、成長している実感が全然わきません。。。
勉強・対策のツールは持っているけど、合格に近づく方法を知らないため、テキストなどは使いきれていなかったのだと思います。
解いてみたもののエスキスってなんだかつかみどころがなくて、
モヤモヤして自信が持てないという方が、
1時間でエスキスを終わらせる猛者に一歩近づく一助となれば幸いです。
私が知った合格に近づく方法のうち、今回は製図試験の時間の配分について書きます。
結論を申し上げますと本稿の時間配分は「エスキスの時間が標準とされる時間の半分」になっています。
と言ってもお伝えしたいのはエスキス時間を削る、犠牲にするという意味ではありません。しっかりと練習をすることでエスキスをはやく終わらせ確認に時間を割くタイムスケジュールとなっています。
そしてそのエスキスの時間を短くするための基本となる方法は、有料記事とはなりますが、掲載していますのでご一読頂けましたら幸いです。
さて6.5時間の一級建築士製図試験の時間ですが、
例えば以下のような時間配分を聞いたことがあるかと思います。
■課題文読み込み 20分
■エスキス 90分
■中間チェック 10分
■記述 60分
■製図 180分
■最終チェック 30分
計:6時間30分
解いてみるとわかりますが、この時間配分で各作業いっぱいいっぱいで時間を使うと、必ず時間が足りなくなってしまいます。
エスキスがうまくおさまらないともう少し時間を取って考えよう、他の時間を5〜10分程度ずつ巻いていけばなんとかなるのでは、と粘ろうとします。結局他の作業時間が思ったより巻けずに、全体で時間が足りないという事態に陥ります。
実は私も記事に掲載したエスキスの方法を身につけていないときは、エスキスに時間をとりすぎ、他の工程にしわ寄せが行くということが何度もありました。
要求図書は
・製図
・記述
の2つですが、大きく時間圧縮できるのは製図作業ぐらいです。
製図作業はかけても3時間程度かと思いますが、練習すると2.5時間ほどまで短くなり、(図面としてのキレイさ、書き込み密度はわかりませんが)早い方だと2時間切る方もいるようです。作図を早くする方法については、ネット動画や講座など多数あるようですので、参考にされると良いと思います。
記述については、45分〜60分かかるものと想定しておいた方が良いと思います。文章に加えて図による説明も必ず求められるようになり、回答量が増えたため作業時間はそれほど短くならないと思っておいた方が良いです。
上記の結論部分で、確認時間を多くとると書きましたが、一例の時間配分でも見直し時間は30分は確保されています。
しかしミスの数が限られた箇所にとどまっていればよいのですが、答案を見直していくと細かなミスがあるものです。
私個人として最後に確保しておく時間は、
「1時間」
が理想かつ現実的だと思います。
実際、私も答案の作成時間5.5時間をひとつの目標として学習を進め、試験会場では一番目に要求図書一式の作成を完了させています。
もちろん試験終了ギリギリまで時間を使って答案の書き込み・補足や微修正、ミスの見直し、見落とし確認を行なって完成度を上げるよう努めます。
とはいえ、5.5時間で破綻がなく条件を満たした上で、書き込みを含め必要な情報を全て盛り込んだ要求図書一式を完成させ、試験時間を1時間残しておくと気持ちの余裕がまったく異なります。
5.5時間で合格レベルの8.5~9割までの図面をつくり、残り1時間で更に完成度を上げていきます。
尚、時間管理をする上で私は以下の製品を利用していました。カウント開始のボタンが押しやすいうえ、カウントアップの表示もみやすく、コンパクトかつ軽いため非常に重宝したのでオススメです。
実践可能な時間配分は、例えば以下になるかと思います。
(もしかすると「こんなの無理だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし夢物語でもなんでなく、練習でエスキスはどんどん早くなります。)
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