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【令和2年過去問】基準階型『高齢者介護施設』を65分で解く。

こんにちは、さよきすです。

当noteをご覧いただきありがとうございます。

このnoteは、一級建築士製図試験のエスキスがうまく解けない。時間がかかる。少しでも早く終わらせ、作図に移りたい。そんな方に向けて書いています。

今回は、基準階型の問題を解いていきます。

課題は令和2年「高齢者介護施設」です。過去問は、ホームページからダウンロードください。

60分程度で考えた解答案の一例ですので、他の案も考えてみてください。読み進めながら、この程度のことしかやってないと思ってもらえましたら幸いです。

では解いていきます。

課題文ですが、何が書いてあるのか、1文ずつしっかり理解しながら読むことを心掛けます。最初は声に出すのもオススメです。

黙読をすると「さらっと読み」「わかったつもり読み」をしやすくなります。わかったつもりで進めると、勘違いを起こしプランの破綻の原因となります。

それでは、課題文を読み進めていきましょう。読み方については、こちらの記事も参照ください。

途中で使う建物のグリッド・ボリュームの出し方は、こちらにまとめてあります。

Ⅰ.準備-利用者確認、建築面積算出

Ⅰ-1. 主文を読んで利用者を確認

主文には、

・住宅地に建つ地域密着型の高齢者施設
・「ユニットケア」の住宅部門、「通い」短期宿泊に対応する住宅サービス部門で構成
・高齢者へのサービス+地域の人々との交流を図る

とあります。

主文から利用者としては

①自宅として利用する高齢者
②宿泊施設として、ごく限られた期間に利用する高齢者
③高齢者の家族
④周辺住民の方々

等が利用者として想定されます。

答案の作成にあたっては、高齢者施設と地域との関係について配慮したことをなんらか回答する必要がありそうです。

Ⅰ-2. 敷地及び周辺条件
 ・第一種住居地域 斜線制限は1.25
 ・建ぺい率の限度 80% ※「角地」「準防火」の緩和条件は含んだ限度
 ・容積率の限度 200%

まず、建ぺい率から建築面積を求めましょう。単純な計算で、考えることはありません。

敷地面積×建ぺい率=1,835㎡×0.8=1,468㎡


<経過:3分>


Ⅱ.アプローチ決め

次に、敷地図から利用者とサービス動線のアプローチを考えます。

利用者動線のアプローチの候補は、1つしかありません。
サービス動線のアプローチの候補は、2つ考えられます。

利用者動線のアプローチ候補:北側のみ
サービス動線のアプローチ候補:北東、西 2か所

アプローチ


<経過:3分30秒>

Ⅲ.へり空き確認と外構施設に必要な寸法の仮定

次に建物が建てられる範囲を知るため、ヘリ空きを設定します。

そのためにやらなければいけないことは、

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