なぜ北陸なのか~(狩猟とドキュメンタリー映画)
私がなぜ北陸にはまったのか。
それも冬の北陸に。
きっかけは「狩猟」だった。
数年前に狩猟免許を取った(私は関東住み)。
いろいろ迷って「空気銃」を選択した。
なぜ狩猟免許を取ったのはか今回あまり触れないが、
一番の理由は、「解体を含め、生きている事を感じたかった」からだ。
免許を取る際にさまざまな猟法がある事を知り、それがとても興味深かった。
銃で仕止めるだけが狩猟ではない。
狩猟とは、人々が生きていく上で必要な知識であり、
タンパク源が得にくかった時代に、いかに効率よく手に入れるかを考え抜いた知恵とでも言おうか、なんというか脈々とした祖先からの贈り物のように感じたのだ。
実際父親の雑談で、子供の頃に雀を獲って食べた話を耳にしていた事もあったり、また私はそういう民俗学的な話がとても好なのだ。
なかでもとりわけ「トリモチ」猟法に惹かれた。
今では禁止されれいる猟法、というのも興味をそそる。
粘着質のアレだ。
気になって検索をしていると、一つの情報に当たった。
「鳥の道を越えて」という長編ドキュメンタリー映画の上映だった。
アンテナがピンと働き、すぐさま申し込んだ。
当日向かったのは、東京銀座のどこかのギャラリーだったように思う。
こぢんまりとした空間で、お酒も置いてあり(主催者の地元のお酒だったように思う)、日本酒大好きな私は、皆が遠慮しているのをいい事に、率先していただきながら映画を観た。
その中で、ひときわ興味を持ったのは「坂網猟」という猟法だった。
なんでも、今では全国で2ヶ所(もうほぼ1ヶ所に近い)でしかやっていない猟法なのだ。
*画像はお借りしました
場所は 石川県加賀市
お手製の!大きな編みをタイミングを見計らって空に放ち、ネグラへ帰る鴨を生きたまま捕獲する。
捕獲後は即、首を捻って仕留める。
何これ、こんな面白い猟法。ぜひこの目で見たい。
検索すると、加賀市主催のイベントがあった。
食談会(しょくだんかい)/ 猟の見学と鴨料理を食べられるのだ。
すぐさま申込んだ。