
社会人1年目、ボーナス5,000ドルいただきました!
こんにちは、ひよっこインテリアデザイナーTaekoです。
師走の名の通り、12月もあっという間に22日。
ボスの計らいで、わたしが働いているオフィスは先週金曜日を持って仕事納めでした。1/2まではゆっくり羽を伸ばせそうです。
さて、個人的ビックニュースのお知らせです。今のインテリアデザインスタジオで働き始めて1年目(わたしにとっては正式に社会人1年目)が終わり、ボスとの個人面談があったのですが、
なんと、
ボーナスで5,000ドルをいただきました。
アメリカのボーナスは企業の業績のよって、個人の働きぶりへの評価として支給されるものなので、もらえないことももちろんあります。
その中で、中小企業なのに、まだ1年目のジュニアデザイナーのわたしの仕事ぶりを評価してくれて、それに見合ったお金をボーナスでくださるわたしのボスには頭が上がりません。来年も力になれるように頑張って働きたいと思います。
さて、わたしのどのような働きぶりが5,000ドルのボーナスに繋がったのか。ボスとの個人面談でいただいたフィードバックをシェアしてみようと思います。
5,000ドルボーナスに繋がった働き方とは
1. 飲み込みの速さ
面談が始まって一言めに言われたこと。
それは、
「あなたはすごい速さで成長して、一人前になると思う」
ということでした。
わたしは飛び抜けて作業が早い訳でも、頭が良い訳でもないですが、普段から観察眼は鋭いと思います。
人のことをよく見ているし、自分に関係ない話やプロジェクトの話題でも、一応小耳に挟んでおいて、なるほどそういうものなのか、と自分の情報として取り込むようにしています。
一度フィードバックをもらったことはしっかり覚えて、2回同じミスは繰り返さないようにすること、そしてフィードバックの表面的な意味だけではなく、”なぜ”を大切にし、深層的な意味まで理解することで、似たような状況が起こった際、一度言われたフィードバックを応用して活用できていると思います。
飲み込みが早いことを自分の強みだと思ったことはなかったですが、CEOを10年以上勤めている彼女が1年間わたしを見てきてそう言ってくださるなら、もっと自信を持とうと思います。
2. Proactiveness
次に話題に上がったのはProactiveness - 積極性でした。
自分のタスクをしっかり終わらせるという意味での積極性、そして自分のタスクが終わった時に他の人のタスクも受け持つ積極性、そしてそれを皆とコミュニケーションを取れることが助かっているとのことでした。
頼まれてからやるのではなく、自分からやりましょうか?と声をかけられること、そしてそれに気づく力でしょうか。
この辺は、次のBeing a Team Playerにも繋がっていると思います。
3. Being a Team Player
とても評価されたのが、Team Playerであることー協調性があることでした。
周りを見渡して、何が必要か察知し、それを自分からサジェストできる力。
自分のタスクだけではなく、周りの動きを把握して、チームの次のステップへ自分ができることをする力。
確かに、全体がスムーズに運ぶように、自分にできることはできるだけ積極的に行動する、そしてシニアデザイナー達がする必要のないことはジュニアのわたしが受け持つようにすることは常に気をつけているかなと思います。
4. リーダーシップ
わたしのボスによると、リーダーとは自然に周りが頼りたくなる人だそうです。
今のオフィスのダイナミックとして、わたしより年下のジュニアデザイナーたちがわたしに質問をする構図が出来上がりつつあり、それはわたしがProactiveでTeam Playerだからだろう、とのことでした。
今年で27のわたしですが、働きはじめが遅かったので、やっと社会人1年目が終わったところです。昔からリーダーポジションになることに抵抗はなく、自然にできることではあったので、来年はさらにデザイナーとしての経験値を重ね、いつかリーダーとしての立ち位置が確立できるようにしていこうと思いました。
5. 自分の意見があること
これはわたしのボスの素晴らしいところのひとつなのですが、彼女はジュニアデザイナーだからといって意見を蔑ろにすることはなく、いつも私たちジュニアはどう思うか意見を聞いてくださいます。
そうやって心の広く成熟した彼女だからでしょうが、わたしがいつも自分の意見があること、周りに流されずに自分の意見を言えるところが助かっていると言っていました。
デザインの世界にいるので尚更、見方を拡げるという意味で、オフィスの中の大多数の意見ではなくても口に出すようにしています。
これは、個人の意見を尊重するアメリカならではのフィードバックだなと思います。日本だと、かなり気をつけなければ、上司への口答え、と受け取られてしまうこともあるのではないでしょうか。
ただ、自分の意見は言いますが、それを押し通すことは絶対にしません。わたしはこう思う、そしてなぜならを説明して、そのあとはシニアのフィードバックを待ちます。10年以上この業界にいるシニアデザイナーたちの方がわたしより何倍も知識量が多いことは常に頭に入れており、自分の立場は弁えています。
もちろんわたしが間違っていたり、考えが足りていなかったことはたくさんありますが、自分の意見を言って、それはこういう理由で違うよ、と説明をしてくれるシニア達のおかげで、わたしの成長も早まっていると思います。
6. 気の強さ (笑)
気が強い、とは言われませんでしたが、要はそういう意味のフィードバックでした(笑)
自分の意見をしっかりいうこともある種の気の強さですが、それに加えておそらく物怖じしない、ということを彼女は言いたかったのだと思います。
わたしの勤めるオフィスはホテルのデザインをメインでしています。
デザインが終わり、プロダクションの段階 -実際の家具の搬入や室内工事- になると、一緒に働くのは九割方、建築士、電気水道業者、家具搬入業者の男性、おじさんたちです。
ハワイのローカルのガタイの良い、少しroughな、ピジョンしか話さないおじさんたちに家具を動かす指示を20代の、しかも英語に少し訛りがあるわたしがしなくてはいけないので、まあ気が強くなければやっていれないと思います。
わたしがそのような場面であまり物怖じせず指示を出せるのも、とても有難いとフィードバックをいただきました。日本では少し気が強すぎるのがわたしの難点でしたが、こちらでは便利に役立っています(笑)
7. 改善点
来年への改善点としては、タイムマネジメントにさらにフォーカスしてほしいとのことでした。
デザインを仕事にする難しいところは、残念ながら全てにはこだわりきれないこと。大切なものとそうでもないものを振り分けて、何に時間を費やすべきなのか、時間配分を考えなくてはなりません。全てのものに永遠には時間をかけていられない。
この点はわたしも、思い当たりがあった点だったので、アドバイスをもらえていい機会でした。
まとめ
今回のレビューで、自分の強み、そして改善すべき点をシニアデザイナーの視点からフィードバックをもらえるのはすごく有難いなと思いました。
また、わたしのボスの感謝の伝え方、人の長所を見出す力、そして改善点の伝え方も含めとても勉強になると同時に、とてもいい会社で働かせてもらっているなと感謝が深まりました。
言葉で感謝を伝えるだけでなく、それをボーナスとして反映してもらえるのも、さらに頑張ろうというモチベーションに繋がります。
来年も、1/2の仕事始めからしっかり働いて自分の成長と会社の成長のために精進しようと思います。
ここまで長々読んでくださった方、ありがとうございました!もし質問などがありましたら、気軽にコメント残してください。
では!