ぽむポトレ【個撮編①】
ぽむポトレ会は、楽しければそれでいい。と、いうわけでも無い。真面目にやる時はやります。たぶん…
そうは言っても、集団撮影の雰囲気は以前記事にしているので今回は個撮についてのお話しにしようかと思います。
囲みや集団とは違い、言わばマンツーでの撮影です。
と、言ってもこのポトレ会は、講習会も兼ねているのは前々からお話し済みです。その為、カメラマンは2人、モデルさんは1人の計3人。
今回の個撮はちょっとハードルが高めなセミヌードに挑戦ですが「さ、脱ぎましょ!」ってわけではないですw
そんなデリカシーのないこと出来ませんw
プチストーリーをまた入れ込んでみたいと思う。
今回、私のテーマは
「多忙なOL、昼下がりの素顔」
そんなイメージとし、スーツコーデにして私はスーツコーデではないもののフォーマルにまとめて見ました。
なんか、営業まわりも疲れたな…
こんな時はちょっと体を動かそうかな。
そんなことを思いながら足を向けたのは、バッティングセンター。
店内での撮影はNG。50球ほどバットを振って雰囲気を入れ込んでいきましょう!
コロナ禍になって、ホテルもディユースを取り入れるようになり気軽に利用できるようになってきました。そんなサービスを利用しないなんて勿体無い。ひと汗かいた事だし、ちょっと休憩してスッキリしよーっと。
この時はノンストロボ。部屋の照明のみでの撮影。部屋の至る所にライトがあるが、上からの光が強い。モデルさん自身の影を利用する事で表情をトーンダウンさせ疲れているような表現をしてみた。
スーツは戦闘服とはよく言ったものだと思う。恋より仕事を優先してきたオンナ。表から裏の姿へと変わる時、無防備になるのか…それとも隠した武器があるのか…
今回、私は後者の表現を選んでみた。
ストロボ1灯。斜め下からの光で隠と陽を明確にして、肌の立体感をなめらかに出す。
シーツのシワも表現したい大事な場所だ。
モノクロの世界…白か黒か、薄か濃か。
煙の自由な動きを明暗に見せるのはモノクロならではの表現だ。
ストロボ2灯。モデルさんへ対角に当てつつ、カメラは横アングルにすることで背中側の影を見せる。ガラスの水滴を見せることでモデルさんをボカす。
ストロボ1灯。モデルさんの背面に反射させて指先へと誘導する。指と水滴。濡れた髪と横顔を湿気でぼかしつつもラインは残したい。
ここで終焉です。
いかがでしたでしょうか?
カメラマンとしてがむしゃらに撮っているように見られがちですが…
その時の想像や進展、応用力をフルに活用して現像、レタッチ、ストーリーの組み立て。最後まで仕上がると撮影とは別のミッションを達成したような感覚です。
撮影、現像、納品。たったこれだけの事かもしれないですが、コンセプトにあった撮影をしているならば、モデルさんの表現したい事、伝えたい事をただ写真として納めるのではなくカメラマン側からの想いや表現をたしてあげることでお互いに感じたことや次に繋げたいことなど、まだまだ見えない所がみえてくると思う。今後の糧になりますように…
使用機材
・PENTAX 645Z
・PENTAXD-FA645 55mm F2.8
・godox TT600
・godox wireless flash trigger Xpro-P
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