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まいまいまいごえん最終話感想「まいまいまいごえん」

この記事には11/23に公開されたゲーム版『まいまいまいごえん』のネタバレが含まれます。
ご自身でプレイされたほうが楽しめるのでプレイ後に読むことをおすすめいたします。
やるデミ!
また、内容は第7話の内容を知っている前提になります。ご注意ください。

以下ネタバレ防止のスクロールを挟みます。
































本当にありがとう。
まいまいまいごえんという物語にどんな決着をつけるのか、シナリオさんは本当に難しかったと思う。
そんな中でこのように美しく風呂敷を畳んでくれたのは感謝の一言に尽きる。
重ねて、ありがとう。

「まいまいまいごえん」とは、
16人の子どもたちと保育士による
「心の成長痛」を描いた群像劇。

生きづらさを感じる現代に寄り添う、
多様性を肯定し受け入れる物語です。

まいまいまいごえん公式サイトより

このテーマは第7話にて大きく取り上げられることになる。
園児たちが次々と自分たちの多様性を受け入れてくれてありがとうと口にするのだ。
そんな言葉に失意のどん底にいた岡ちゃんは奮起することになるのだが、ここに至るまでの展開が素晴らしかった。

これまで脱落してしまった園児たち(あるいは誰かを救って犠牲になった園児たち)を、生き残った園児たち(あるいは誰かに救われた園児たち)が助け出すというもの。
※もしかしてなんですがここの助け出す時のかけあいって救出順で変わるとかあります?有識者教えてください。※
ここまで園児たちを苦しめてきたアトラクションの悪夢に入り込み、脱落していった仲間を救っていくさまは涙なしには見られなかった。
「心の成長痛」を乗り越えた園児たちが大切な仲間を引っ張り上げるような構図になっており、推しが脱落した!うわーん!という方やこの園児と園児の絡みが好きだったんだよね~!という方にも嬉しい展開だったと思う。

そんな園児たちに励まされた岡ちゃんが”選択をできるようになる”演出はきっと皆さんもおおと思われたかと。
岡ちゃんの選択によって子どもたちは導かれ脱出へ……となるのだが、
※ライムさんとルミ先生が待っていて全員集合になったのさすがに泣きました※
ここでまさかの岡ちゃんが取り残されることに……。

そうして月日は流れ、あじさい保育園卒業式。
ゆぅろぴあでの出来事を忘れてしまった園児たちの前に岡ちゃんが現れ、というところでエンディング。
※これって「おかえり、待っていたよ」ってことですか!?※
そしてエンディングのあとには──。

最終話をプレイして、ボクはこのコンテンツを応援してきて本当に良かったと思えた。
漫画版の終わり方が完全なバッドエンドだったため、ゲーム版のほうもひょっとして……?と思っていたのだが杞憂であった。
また、マイさんが結構好きだったので彼女が救済された点も個人的に高評価だった。


昔の記事で書いた「まいまいまいごえんは世界構造の破壊の物語だ」というのもまぁ、当たらずとも遠からずといったところなんじゃないですかね……?
ゆぅろぴあという用意された世界を破壊する物語とも言えるので……。※


総評して、まいまいまいごえんは非常に完成度の高いイノセントサスペンスだったのではなかろうか。
一生忘れることのない体験だったように思う。

追記
MVの『まいごのみち』は実質最終話なので聴いてください。


サンリオさん、まいまいまいごえんをありがとう。

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名無乃眠
サポートをよくわかっていませんが、このサイトでは日記やポエムのような文章を描き散らそうと思っています。