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療養生活

新型コロナウイルスに感染し、7日間の療養生活を先日終えた。
母が最初の感染者となったため、濃厚接触者から始まり
約12日間の自宅隔離生活となった。
久しぶりに外へ出ると、季節が進んでいて記憶よりもかなり肌寒い。
子どもだけは本当に感染させたくなかったのだが、
無事、夫と子どもは感染せず。
夫には子どもの食事の準備等、普段私がしていることも
全てしてもらことになり本当に感謝している。
始めて保育園への送迎もしてもらい、パパレベルがUPした様子。
子どもも約1週間保育園を休み、久しぶりの登園だった。
帰ってくるといつも以上に指をチュッチュしている。
久しぶりに離れてさみしかったかな…。
お迎えも行けなくてごめんね。
ずっと家で過ごした期間、息子は少し発語が増えた。
曖昧だった”ママ”も「マーマ」と上手に呼んでくれるように。
私が何かしていると、側に来て顔を覗き込み「でちた?」と聞いてくる。
まだまだ宇宙語だけど、少しずつ通じ合ってきて会話になる。
「マーマ」と呼ぶ姿が、声が、可愛くて、愛おしくて。
コロナに罹るとメンタルも落ちてしまうけれど、成長を見せてくれ、
パッと明るい気持ちにしてくれたのは我が子の存在だった。
療養期間最終2日間は息子は保育園、夫は仕事へ行き
産後初家で1日中ひとり時間だったのだが、ウキウキしたのも午前中だけ。
午後になると早く2人が帰ってこないかな、と時間ばかり気になった。
寂しいのはママの方かな。
さて、療養期間中に読了したのはこちら。

道尾秀介『いけない』

表紙を見たときはおどろおどろしい雰囲気で
ホラー小説なのかと思った。
物語は4章に分かれており、それぞれクイズ形式になっていて
各章のラストにある写真から真実を読み解くというもの。
4つの物語はそれぞれ違う物語で短編小説なのかと思いきや、
”ん?この人さっきもでできたような…”
”え!ここで繋がった!”
”そっち!?だまされた…”
の繰り返しだった。
1冊すべて読み終えた後、もう一度読み返したくなる。
しかし、わたしの頭脳では真相に辿り着けない箇所がいくつか…。
ネットでネタバレ・解説を読んでようやく”なるほど!”と納得。
少々悩む箇所があったとはいえ、
すごく世界観に引き込まれておもしろかった。
初・道尾秀介作品だった今回。ハマりそう。
今読んでいる作品が終わったら、『いけないⅡ』を
求めて書店へ向かうことにする。


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