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【CL2024札幌day2進出】ルギア徹底考察 〜フルパワー構築のすすめ〜

1.はじめに

みなさんお疲れ様です、ぼーず(@by_bose)です。
タイトルの通り、今回のCL2024札幌でルギアを使用しday1 7-2突破、day2 2-3、合計9-5の成績を残すことができました。

day2で勝ち切ることができず残念でしたが、CLとしては2年ぶりの7-2完走をすることが出来たため、備忘録も兼ねてnoteを残そうと思います!

頑張ったルギア君

デッキタイプとしてはよく見かけるものですが、採用札や枚数選び等、構築は調整の末に良いものが出来たと考えているので構築方法や思考法を主として記載していきたいと思います。

個人的にですが、こういった早い段階でサイドを動かし圧をかけていくデッキ構築は得意と考えています。
過去に同タイプのデッキで結果を残した記事もあるので興味がある方はこちらも読んでみてください!


ルギアについて、どういった構築がフルパワーなのか、何故その型を選んだのかも含めて読んで頂けるとありがたいです。

記載内容はあくまで個人の意見なので腑に落ちない点などはご容赦ください…
そんなこと考えている人もいるのか程度に、、温かい目で、、
最後まで読んでもらえたら嬉しいです!

2.環境考察・デッキ選択の経緯

◎環境考察
デッキ選択にあたり、考察していた環境が以下になります。

CL2024札幌環境 事前予想

画像はシャロンch様のCL札幌事前予想の動画で使用されていたものです。非常に分かりやすくまとまっていましたので、シャロンch様より許可を頂き引用しました。動画リンク↓
https://youtu.be/Wk16nrsmzS4?si=o0j_DWR0193cHZP1

◎「ドラパルトex」にどう立ち向かうのか。

みなさんもそうだったと思いますが、
今回1番の課題は、発売後すぐのシティリーグでトナメ進出率30%越え、使用者も爆増しているドラパルトexへどう振舞うかがメタゲームの中心でした。

練習段階でも、早い段階からファントムダイブを打つことに成功したドラパルトは他を寄せ付けない盤面制圧力があり、リザードン、パオジアン等の小物展開が必須なデッキはかなり不利な動きを強いられていました。
またさらに難しい点が、発売から1週後にはCL開催のため、カードリスト公開から練習といえど、時間がない中での調整となること。

そこでデッキ選択としては割り切りも含め、下記の2択を軸として考えていました。


【デッキ選択軸】
① 再現性が高く、メタの中でも強く立ち回れるドラパルトを作成する。

② ドラパルトに安定して勝てるデッキを使用する。


①ドラパルトの検討・作成

高騰し過ぎなドラパex君

まず①については、「ロストドラパ」と「ネイティオドラパ」を作成し回してみました。
※今回はデッキ内容については割愛しますが、初期のシティリーグ入賞リストと概ね差はありません。

しかしこの段階では問題が何個も浮上、いくつか簡単に例を記載します。

例1.相手のドラパの攻撃に耐えうる基盤でない
先攻2ターン目でドラパに殴られた場合に、両デッキとも反撃が難しい。
→ドラパに勝てないドラパでは意味がない。

例2.そもそも安定して動かない!
「ネイティオドラパ」は先2特化で殴れるよう調整したつもりが、納得のいく安定度を保てていない。
→後1エヴォ等できないと2ターン目の殴り出しが現実的でない。ただ、先2で先に殴られるとどちらにせよ立ち回りは厳しい…

これらの問題は最後まで払拭できず、納得のいく構築が短期間で組めなかったため、今回は①ドラパプランを見送ることとしました。

◎ドラパルトに勝つための構築を検討

次に②について、練習段階でドラパに安定して勝ちうるプランをいくつか考えました。

1.ドラパルトをワンパンし続けることができる
2.ドラパルト進化前にアグロして押し切る
3.ダメカンを無視できる構築とする
4.エネ破壊等、デッキタイプの弱点を突く

上記の内複数を高い水準で満たしたデッキを探すべく様々なデッキを精査しました。

・主な検討デッキ
→ルギア、ミライカイナ、リザ、青ロスト、ロスギラ、パオ、ハピナス、etc.

上記様々なデッキを検討しましたが、チラチーノによるワンパン、テツノカイナ・水オーガポン等の奇襲、ミストエネルギーの採用、崩スタの採用等、戦略の幅を広く取れるルギアが結果的に満たす項目が多くありました。

また他環境デッキに対する勝率も高く見込めると考え、今回はルギアを握るべく検討を開始することとしました。

3.構築方法、採用カード検討・考察

結果として、今回使用したリストが下のものです。

CL2024札幌使用リスト

【特徴】
・各種ボール、博士・ボスを妥協なし4投、ナンジャモ、ジニア、ゼイユを不採用

・ガチグマを不採用とし、ネオラントを2枚採用

このあたりが当時既存のリストと異なる点と思います。なぜ、このような採用枚数としたかは順次後述します。

※以降、よくシティ入賞リストで見るタイプのルギアデッキの型を「既存リスト」と呼称します。

◎ルギアというデッキについて

ルギアはチャレンジプロモ派です。

まず構築を記述するにあたり、自分の考えるルギアデッキに対する環境での“強み”を記載しておこうと思います。

・全デッキ中トップクラスの破壊力

2ターン目アーケオスの2体展開に成功すれば、チラチーノでのワンパン、カイナでのごっつあん等、最強クラスの攻撃力で一気に優位に立つことができます。

しかし、世間の評価ではそう簡単に安定して動かないためドラパルト等の高評価に押され気味なのかなといった印象です。

そこで、ある仮説を基に既存リストの見直しを始めました。その仮説が下記です。

「“都合の良いルギア”に勝てるデッキは存在しないのではないか?」

まず、“都合の良いルギア”とは何なのか。
定義として、いわゆる理想ムーブを記載していこうと思います。

【ルギアの理想ムーブ】
・2ターン目でアーケオス2体を展開
→ごっつあんや水ガポンでのサイド2枚取り、チラチーノでの高火力を押し付けていく。
・3ターン目以降はボスで相手の致命となるポケモンを倒し、理想サイド2-2-2等、最短ルートで勝つ。

ずばりこれではないでしょうか。
当たり前のことかもしれませんが、理想とする動きを認識し、ゴールとして据えることでより洗練されたデッキとなると考えています。

このルギアに対抗できるデッキは札幌にはいないと仮定して上記ムーブを追い求める構築、「フルパワー型ルギア」を組み上げることを決意しました。

◎上記の動きをすると仮定した時に何が必要か

理想ムーブをする場合必要なことは、ルギア展開+アーケオス2枚トラッシュ+ベンチにチラ、カイナ(ガポン)の展開となります。また、続いてボスの使用等自由度高く動いていくことを考慮すると手札は多めにキープしていく必要がある。

といった感じかと思います。

・ボール系統の考え方

初手にあると最高のハイボ

前述を踏まえて、既存のよく見るリストを回したところ、まずポケモンを持ってくることに不自由さを強く感じました。

10枚ほどのボール採用では少なすぎるといった感覚で、序盤に展開どころかアーケオストラッシュすらままならいことが多く、最低限ポケモンを持ってくる札だけは妥協してはならないと判断しました。

“アーケオス2体展開だけでなく、ルギアだからこそ出来る多彩な強い動きを可能とするアタッカーまでを揃えることが重要”です。

盤面でガンガン圧をかけていきましょう。

そのため序盤から終盤まで腐ることのない札で、必須となるアーケオスに繋げることも出来る「ハイパーボール」「スーパーボール」「キャプチャアロマ」を全て4投、また流行りのシンオウ神殿への対策は全て「テーブルシティ」とすることで確定しました。

⚪︎ネストボールについて

ルギアV、チラーミィ、その他たねアタッカーに確実に繋がる優秀な札ですが、アーケオスに繋がらないことを今回は厳しめに評価、その他ボールが十分に採用されていることを考慮して不採用としました。

・サポートの考え方

博士は最強のドロソ

⚪︎博士について

既存のリストを回していて感じたことは、「初動、最初に使用するサポは博士でなくてはならない。」ということでした。

博士を使用出来ないと、アーケオスをトラッシュしにくいことに加えて、手札のリソースがどんどん細くなっていき、その後のプレイに不自由さを覚えました。
下記に悪循環の例を記載します。

【ルギア悪循環の例】
・せっかくアーケオスを抱えることができているのにナンジャモを使用、結果トラッシュにアーケオスが揃わない。
→そこからネオラント博士するくらいなら、最初からナンジャモは博士で良い。

・ジニア+ハイボで動けたけど盤面・手札が細く相手盤面に対する圧力がない。
→ドロソを打てない限り、ご都合トップ解決やギフトエネに依存した立ち回りとなってしまう。

前述した理想ムーブを追い求めたルギアが上記のような動きをしているの、訳わかんないですよね。

アーケオスをトラッシュ、盤面展開、手札補充、“全て”を兼ねることができるのは「博士の研究」だけです。

先攻1ターン目に関しても、最近はペパー初動のデッキが多いことから、アーケオスを抱えておくことが裏目になりにくいことも上げられます。

上記から、初手に欲しい博士は4投必須と考えています。

⚪︎ナンジャモについて

多くの既存リストに2-3枚採用されているイメージですが、こちらの採用についてはメリット、デメリットを天秤にかけて検討しました。

・メリット
手札のエネルギーを山に戻せる
相手に手札干渉ができる

・デメリット
アーケオスがトラッシュできない
中盤以降、積極的にサイドを取る都合上ドロソとして機能しない

上記のように考えた場合、
初動の動きやドローソースの側面を重視するなら博士の方が優先される。
終盤以降の使用であれば、サイド先攻しやすいデッキのため、干渉で相手を止めるよりも試合を決めにいくボスの方が優先されると考えています。

その場合、メリットはエネルギーを山に戻すことが主となります。下記に検討を記載します。

手札にエネルギーが来すぎてしまう場合、3枚ほどであれば1枚手張り、博士2枚トラッシュ等でゲームを運べばそこまで大きく不利になることはないと考えています。

逆に4-5枚エネルギーが来る場合、ナンジャモを打てたとしても、その後かなり都合の良い引きをしない限り理想とするルギアの動きとは遠くなってしまうと考えています。
→手札がエネだらけになることは事故と割り切って良いと判断

上記から、ナンジャモは必須カードではないと判断しました。

⚪︎ゼイユについて

CL上位リストでは多投のリストもあったため一概には言えませんが、今回採用を見送った理由が下記です。

練習段階でゼイユを2投したリストを回していましたが、実際にゼイユを使用した試合はほぼ無かったこと。
また、勝ち試合の理由を分析した際に“ゼイユががあったから勝った”となった試合が1試合も無かったことが大きな理由です。
下記にその他検討を記載します。

・先1で手札にないと博士の完全下位互換となるカード

・よって、先1でプレイする必要があるが、前述したように序盤では博士を使用していくことが最重要(7枚ドローによる展開力と手札補充)と今回は考えていたため博士は削ることができず、ゼイユ4投の枠を捻出することができませんでした。

・少ない枚数でゼイユを採用するくらいなら、不採用で良いという判断。

上記から、結果として今回は採用を見送りました。

当日もじゃんけんが弱く後攻が多かったので、結果オーライでしたが、day2のルギアミラーでゼイユに分からされたので先攻に振り切った構築もアリと思います。

⚪︎ジニア・ヒナツについて

多くのデッキにアーケオス等の進化ピック用で1枚採用されています。
主な使い方はアーケオストラッシュのためと思うので、そこをメインに記載していこうと思います。

まず、既存リストは概ね全て1枚採用だが、そもそもピン投のカードを序盤で引くことはほぼ無いので、ネオラントを使用して持ってくることが多いかと考えています。

ここで自分がデッキを回していて疑問に思った点は、そもそもジニア・ヒナツ1枚採用は無理があるということです。
下記で説明します。

・ジニアを1枚採用ということは、現物を初手で引いていることはほぼ無いため、ネオラントを使って使用することになります。

・ただし、既存リストではネオラントも1枚採用が多く現物を初手で引いていることはほぼ無いため、ハイパーボールを使用しネオラントをプレイすることになります。

・ハイパーボールを使用しネオラント→ジニアとプレイ、アーケオスをトラッシュするために2枚目のハイパーボールを使用します。

ちょっと都合が良いような気がしませんか。
仮にハイボ2枚ではなくネオラントに繋ぐ札が、スーパーボール、キャプチャアロマだった場合も↓

・スーパーボール
→上7枚でネオラントガチャ、ピン投を引くのは難しいと考えています。

・キャプチャアロマ
→表が出た場合は結局アーケオス、ハイボトラッシュネオラント博士のためジニア不使用
※キャプチャアロマ+ハイパーボールが手札に揃っていて、アロマ裏だけのためにジニアを入れるか。

1枚で完結したバーネット博士とは流石に差があるのではないでしょうか。
自分は必要ないと判断したためジニア・ヒナツは不採用としました。

⚪︎ボスについて

3枚以下のリスト、“殺意”が足りません。

理想ムーブを考えた場合、裏の致命となるポケモン、サイドを2枚取るポケモンを確実に倒していきたいので妥協なしの4枚採用。

また序盤ごっつあんプランの際に、カイナが倒されない場合はごっつあんを耐えるポケモンがバトル場に置かれるためそれをかわす意味でも枚数は多く採用すべきと考えています。

当日の試合からも、ここは妥協しなくて本当に良かったです。

⚪︎セレナについて

現在はロトム、ネオラントを置くデッキが環境に多く、ルギアデッキという都合上ライコウも置かれやすいため、博士・ボスの中間択として採用価値は十分にありと判断。

枚数についてはその他枠とも相談ですが、Vしか呼べない都合上1枚で良いなとは考えています。

・採用ポケモンについての考え方

ルギアv、かぜよみ最高

⚪︎ルギアラインについて

元々はv4-vstar3で採用していましたが、ボール系統を厚めに採用した点や他の採用枠の都合から最終3-3で決定しました。

⚠️注意
練習段階では3-3で良かったのですが、いざ本番を迎えるとday1、day2通しての全14戦中3戦ルギアvを1ターン目に置けない試合がありました。
※もちろん3戦とも敗北です。
下振れだった可能性もありますが、、
(正直あったとしても通して2回くらいと思っていたので油断してました。。)

安定度をさらに重視するのであれば、ルギアvの4枚目orネスト1枚等を追加検討すべきかと思います。

⚪︎チラチーノラインについて

練習初期からずっと3-3でしたが、特に問題が無かったため最後までこの枚数でした。

※対面にはよりますが2体は確実に使用するため、3-3以上は必須と思います。

チラーミィについてはHP60の場合だと、それしか置けない場合にドラパ戦で負けに直結する可能性があるので、全てHP70が丸いかと思います。

体力70チラーミィはかわいい。


⚪︎その他たねアタッカーについて


・テツノカイナ

必要ない派閥の意見もよく耳にしますが、個人的には必須カードと考えています。

改造ハンマー、シンオウ神殿で置物になってしまう点など、明確な弱点はありますが、レガシーが通った時含めあまりにもパワーが高すぎると思っています。
考えている強みとしては下記です。

・環境ほぼ全てのデッキに対して、1度はサイド+1枚を確実にかつ容易に仕掛けていくことができる点
→掲げたプランを、2-2-2の最短勝利としているのでかなり噛み合っている。

・相手側の対策が薄かった場合、1枚で完封できる試合もある点
→先2カイナが重すぎるデッキが環境に多い。リザが少ないのも追い風

当日も大活躍だったので、採用して正解だったと思います。

・水オーガポン

通れば相手の盤面を破壊できる点、レガシーを使い回せる点など、かなり優秀なポケモンだと思います。

強いポケモンには間違いありませんが、今回は不採用とした理由は下記です。

・強い動きを取れるかどうかは相手依存な点
→マナフィを置かれてしまうと、途端にデッキのお荷物となってしまうことがかなり多い。
※逃げ縛り効果もデッキコンセプトと噛み合っていない。

・カイナと違い裏を育てにくい点
→カイナは序盤で殴った後、返しに打点不足で倒されない場合が多く、次のターンにボスで裏をごっつあんしながらベンチのチラチーノを育てるという強行動に移行できるため、アーケオスをとられることが裏目にならない。

水ガポンの場合は、エネを流してしまうため無視されると再度エネをつける必要が出てくる。
さらにアーケオスを取られるとその後のチラチーノにエネが付かない…

当日もあったら良かったと感じた試合はありませんでしたし、勝手にケアしてマナフィ置いてくれてむしろありがたいくらいに思ってました。

言い過ぎですが、これ入れるならサイド落ちケアでカイナ2枚とかでもいいと感じています。

・ガチグマ

最後まで1番採用を悩みましたが、結果としては不採用にしました。
強い点があるのは重々承知していますし、苦渋の決断だったことは最初に述べさせてください…
不採用の理由としては下記です。

・スタートがめちゃくちゃ弱い点
→正直これに尽きます。。
ガチグマスタートの場合、序盤にできる行動が非常に縛られてしまい、前述している理想ムーブが難しくなってしまいます。
※ジェットエネに運よくアクセスできれば別ですが、、
序盤は技のエネ、逃げエネが重い点に加えて、技が連打できないことも致命的でした。

・絶対に使用したい対面がミライドン、未来カイナ系統のデッキしかなかった点
→不利相性のため、あっても絶対に勝てる対面ではないこと、なくても展開次第では勝ちを拾えること、この理由も大きいです。

正直なところ、札幌CLでここまでミライドンが増殖するとは考えていなかったので当日ビビりまくってましたが、マッチとしてもそこまで踏まなかったので、結果的に採用しなかったのは正解だったと考えています。

・ハバタクカミ

ロストに強い点、サナのフワンテ等をダメカンで狩れる点を評価しての採用ですが、1番はイバラへの保険です。

・ネオラント

まずは一言ですが、
“絶対に2枚採用してください”

このデッキの必須エンジンであり、MVPです。
ネオラント2枚、ボール系統15枚(テーブルシティ込み)、博士・ボス4-4で採用しているので、序盤-終盤まであらゆる角度から博士orボスをプレイすることができます。

特にボスについては、中盤-終盤までめちゃくちゃ重要なので枚数に妥協はしないのが吉です。
2枚採用してみると、使いやすさが1枚の時と目に見えて違うので、ぜひ使用してみてください!


◯ネオラントスタートの考え方について追記します

もちろん“弱いスタート”という前提のもとで検討を記載します。

・逃げ1で後続に繋ぎやすい点が高評価
→ガチグマスタートの方が鬼

・アクアリターンは強い行動ではないですが、優先的にごっつあんしなくて良い時も意外と多く、そこまでマイナスなイメージは持っていません。
最悪レガシーで逃げれるという保険が偉すぎる。

2枚使えるというアドが大きすぎて、スタートの裏目考慮しても採用価値アリとの判断です。
1枚でもするときはします。

理想プランを2-2-2としていましたが、ネオラントスタートで下振れてしまった時は、アクアリターン絡めて1-1-2-2等、サイドプラン、戦い方を変えても全然間に合うデッキだとは考えています。

・その他、検討カードについて

ギリギリまで悩んだ崩スタ

・崩れたスタジアム

自分にとって不都合なポケモン、主にネオラント等をトラッシュするためのカードとして検討していました。

不採用の理由としては、序盤からガンガンサイドを取って圧をかけることをコンセプトとしたデッキのため、長期戦になりにくく結果的にネオラントが負け筋になりにくい点です。
→基本的に前のアタッカーか裏のチラチーノ等を処理することが相手のデッキの動きとなるため。

今回はテーブルシティに全振りして、序盤の安定度を少しでも上げられるよう構築しました。

・エネルギーの枚数

今回はデッキを動かすために枠を割いたので、16枚としましたが好みで17枚にしても良いと考えています。
16枚はエネ管理がシビアで時折エネ不足事故を起こしますが、17枚だと気持ち楽になります。

長々と書いてしまったので、
手戻りの無いようリストを再度貼っておきます。

CL2024札幌使用リスト

4.当日のマッチング・立ち回り

・5/3(金)-4(土) CL2024札幌

当日のマッチング

◎day1

1.ルギア 後攻◯

後攻ではあったものの、お相手の動きが少し弱かったため後手2からごっつあんでルギアV気絶、チラチーノ準備に成功、危なげなく勝利。

2.ドラパリザードン 後攻◯

お相手がリザードンで殴るのがやっとといった初動だったので、チラチーノ2体で盤面構築しこちらも危なげなく勝利。

3.ロストドラパ 後攻◯

両者綺麗に動いたが、相手が回す道中でやむを得ずプライムキャッチャー、カウンターキャッチャーをロストすることになり、裏がかなり呼びにくそうだったので、チラチーノを確実に通すプランを準備。それが綺麗に通って勝利。

この対戦は長期戦にせず、序盤から圧をかけていけたことで相手が無理にデッキを回すことになったと考えています。
早めに寄せた構築が功を奏しました。

4.カウンターカイナ 先攻×

じゃんけん弱者につき、ようやく先攻を取れたと安堵したところ、手札が詰まってしまいルギアv置けずにチラ単騎終了。
そのまま後手1で負けました。
手札もかなり不幸だったので、仕方なかったかなと思います。

5.ドラパリザードン 先攻◯

アーケオスが3落ちするという惨事が発生しましたが、相手の初動がそこまで強くなかった点、プレイの表情からも手札が悪そうな雰囲気を感じました。

そこで、先2アッセンブルスターでアーケオスとチラチーノをプレイし、ルギアとチラチーノで早々に勝負をかけることを決意。

予想通りそこまで動きは強くなく、リザードンで前を殴るのが精一杯といった感じだったのでなんとかチラチーノを通し、その後2体目のチラチーノの準備に成功し勝利。
本当に肝が冷えました…

6.ピジョットゲッコウガ 先攻◯

こちらがぶんまわりで、ケロマツ、ゲッコウガ、ピジョット、とワンパン。
セレナを抱えていたためロトムを倒して勝利

いいところが出ましたね。

7.青ロストバレット 先攻×

2回目の手札事故、ネオラント単騎で先1終了。
しかしお相手も手札事故でライコウ+ウッウで終了、泥沼試合となりましたが、流石に封印石が使えて手張り2回で動くライコウが強すぎたため敗北。

2敗目で後が無くなります。

8.ミライドン 後攻◯

ついに踏んでしまったか、、
という気持ちでしたが、お相手先1の動きがかなり弱く、ライコウとサンダー非ルール展開で終了。
隙を逃さず後1でしっかり盤面形成、念のためルギア2体目を展開して番を返しましたが、お相手事故で殴られなかったため、そのままルギアとチラチーノの暴力で殴りきりました。

ここの不利対面取れたのが本当に大きかったです。

9.ピジョットドラパルト 後攻◯

お互い順当に回る勝負でしたが、お相手は先2で殴ることはできずに終了。
お相手ロトムスタートしてしまっていたので、ルギアで気絶、その後ドラパルトが殴ってきましたが、チラチーノ2体展開に成功していたため盤面軽傷。

その後、ドラパは一旦放置でチラチーノ①でピジョットから潰しましたが、それが刺さったようでそのままシンオウ神殿等メタカードは展開されなかったため、チラチーノ②でドラパルト気絶で勝利。

理想的な勝利でday1 7-2、72位でday2に進出することができました!

day2進出のポストより
当日のマッチング 再掲

◎day2

10.ロスギラ 後攻◯

ルギアvstarの圧もあるため、ギラティナがアビスシーク出来ないことでお相手思うようにデッキを回すことができず。
ごっつあん3発で勝利。最高。

11.ルギア 後攻×

お相手今大会最強ルギア、最終3位のななせさん(@nanase_pk0)

先攻ゼイユを決められ、ぶんまわられましたね…
自分が切ったゼイユに牙を剥かれました。。

先攻で回られると厳しいというのはもちろんありましたが、こちらも後攻でしっかりと回っていたので
試合はまだ捲れる可能性がありました。

・欲張りカイナ起動でネオラントを放置する
・ボスが打てずこちらのチラ②を倒せない

等、わんちゃん追える勝ち筋もあったのですが、全てケアされて敗北しました。
マジで上手かったです。

ななせさんのnoteより引用

後ほど読んで知りましたが、こちらの思惑は全部バレていたようです…笑

下記、ななせさんのnoteリンクになっています。
めちゃくちゃ良いnoteなので読んでみてください!
(自分のnote読むくらい熱心な方は既に読んでいると思いますが…)

12.ドラパルト 後攻×

この対戦もお互いにしっかり回ってはいたのですが、サイドに落ちてしまったエネと序盤に切ったエネ管理の都合上ごっつあんをダブタボつきで動かしました。
(ベンチにはどちらかが残れば良いという意味でエネを張ったチラチーノ2体)

そのプレイが大きな裏目となってしまい、シンオウ神殿ナンジャモで切り返された時にごっつあんがバトル場で固まってしまいました。
→手札に神殿解決札、サポなし、プライマルターボはチラチーノ1体がドラパを倒す分ぴったりのエネしかなかったため逃して倒すことはできない…

回収サイクロンの裏目を考え、逃げて半端に殴る等はせずにそのままターン返しましたが、次ターンでチラチーノ2体を倒されてしまいました。

シンオウ神殿破壊ボスごっつあんに望みを繋ぎましたが、引けずにそのまま敗北してしまいました。

もう少し上手くプレイできたなと反省しています…

13.黒リザノココッチ 先攻◯

先攻ルギアの暴力で危なげなく勝ちました。

14.ドラパルト 先攻×

ここにきて3度目の初ターンルギアv不在、
なんとか2ターン目にチラチーノで前を取りながらルギア準備しますが、後1エヴォで盤面の完成したドラパルトは止まらず、上手く回収サイクロン等通されてそのままの流れで敗北。

最終9-5、124位で札幌を去ることとなりました。

◎感想
仮想敵としていたドラパルト等の2進化デッキをしっかりと倒し、不利対面もなんとか勝ってday2進出できたことはすごく良かったなと感じています。

しかし、ルギアvの置けない事故負けが目立ったところや、day2の3戦目でドラパに戦略負けした部分等、検討不足、実力不足の点も目立ったのでもう少し詰めないとさらに上には行けないなとも考えています。

ただ、最近勝ててなかったCLで2年ぶりの7-2、day2進出できたことは素直に嬉しかったです。

札幌CL終了後のポストより

5.最後に

札幌前の愛知CL、シティS4ではどちらもサーナイトを使用して負けてしまっていたので、“対応する側”ではなく“対応される側“に回ろうという気持ちは強くありました。
どれだけ盤面と手札コントロールしても、お相手のプレイや運が強ければ負けてしまうこともあるので…

結果として、初心に帰ってシンプルなデッキを使用したことは本当に良かったなと思っています。
構築、プレイングの節々から香るザシザマの雰囲気があの頃の強い気持ちを思い出させてくれたような気がしています。

今シーズンはJCS等、上の大会に繋げることは出来ませんでしたが、自分や練習メンバーとの構築力や思考・練習方法は間違ってないと、この大会で再認識することは出来ました。

また、色々な方から応援・祝福の声を頂き、ポケカをしてきて良かったと心から感じましたし、これからも頑張ろうと強く思いました。
(次はday2勝ち切ります…!)

最後まで到達した方、本当にありがとうございます。
ここまで読んでくれた方は“X”で感想とかいいねなど頂けたらめちゃくちゃ喜びます。

最後に、調整に付き合って頂いた方、応援して頂いた方、本当にありがとうございました。

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