オルヴァル修道院 再訪

画像1 フロランヴィルからオルヴァル修道院までは、バスで15分程度の距離。以前に知人に車で連れて来てもらった時は、到着時刻が遅すぎて内部を見学できなかったので、再訪できてよかったです。
画像2 内部見学といっても、修道院そのものは今も俗世と隔離されていて、観光客は入れません。見学できるのは中世の宿坊や薬草園、そして昔の聖堂の廃墟です。上は宿坊の建物。かつては巡礼の人々などが宿泊した場所ですが、今は内部が博物館になっています。
画像3 宿坊のすぐ近くにある昔の薬局。大きな木製の棚には各種の薬草などが入ったツボ。その手前のテーブルには乳鉢や天秤などが並んでいて、かつてはここで薬を調合していたようです。
画像4 薬局前の柱廊。向かって右手が上の写真の薬局、右手が薬草園になっています。柱廊の天井にあるランプの上に、ツバメの巣がありました。
画像5 今はまだ子育てシーズンのようで、巣の中のヒナが時々顔を覗かせます。
画像6 この修道院は12世紀の設立以来、火災や戦争によって何度も破壊されてきた歴史があり、今もその当時の聖堂の廃墟が敷地内に残されています。
画像7 教会の廃墟ってなんか独特な雰囲気がありますね。ここは一部に尖頭アーチが取り入れられているものの、建築様式としてはゴシック以前のロマネスク様式。歴史を感じさせます。
画像8 廃墟に咲く花。植物の生命力を感じますね。