12/24 感情を伝える

 クリスマスライブ

僕の通う専門学校でミュージシャン学科の集大成となるイベント｢クリスマスライブ｣があった。

この日、僕は1つ殻を破れたような気がした。

今回のライブでは僕バンドだけではなくソロでも出演した。
誤魔化しの効かないピアノ一本での演奏。ミスタッチなんかすぐにバレてしまうが、
今回僕はミスをしないは二の次で、観客に感情を伝えるということを第1に考え演奏した。多少のミスタッチはしょうがない、とにかく感情を伝える。

曲が進むにつれてどんどん感情が昂っていき、どこかでミスをしないという考えはなくなっていた気がする。
僕のこの曲にかけた思い、ピアノを弾くことの楽しさ、は伝えることが出来たんじゃないかと自分で思えるくらい手応えを感じた。

感情を伝えることはバンドで演奏する時も心がけていた。ソロに続いてこれもなかなかの手応えがあった。気付けば鍵盤を叩いてた(これは確実にあの人の影響だけれども)))))
でもいつもなら少し小っ恥ずかしさがあったり遠慮したりでなかなかそこまで踏み込めてなかったのが、この日は違った。

過去1番と言っても過言じゃないくらいの楽しさ。
僕自身がこれ以上ないくらい楽しんでるとそれが自然と観客にも伝わるのかなと思った。

そのライブを聞いていた学年のリーダーみたいな先生からも感情がめっちゃ伝わってきたと言って貰えて、僕の勘違いではなくちゃんと感情は伝わっていたんだと。

この日のライブは僕の目標に少し近づけたようなそんなライブでした。