メルカリ出品に思いを馳せる
ワイには今は、もう必要無い物があった。
それは趣味の本。
幼い頃からずっと行っていた趣味の本だったが、その趣味でプロになる事を諦めたワイは、手放すべきかを一年以上悩んでいた。
そんな思い出が深い趣味の本。
捨てる事は勿体無いからメルカリに売る事にした。
とりあえずメルカリに出してみて、売れたらこの趣味を本当に諦める事が出来る。
そう信じてワイは、悩みに悩んで出品する事にしたのだが
一瞬で売れた
ナンテコッタイ
自身の思い出なんて、他人からしてみればただの道具の一つにしか過ぎない、それを強く感じた出来事。
あまりに清々しく売れたもんだから嬉しくて、今までの悩んでた時間って何だったんだと笑えた。
そして、名残惜しみながらも、ワイは思い出達と別れを告げる事に成功したのだ。
人の思い出なんて他人にとってはゼロと同じ。
それを考えると、前よりはすんなり動ける様になった気がする。
そんな出来事があってから、今はメルカリで中古商品を見る事にハマっている。
流れてくる服や道具を見て、本人も買った時は、大事にしようとか、そう言う事を考えていたんだろうなぁ
と勝手に人の出品物を見て妄想を膨らませる夜に、一人楽しみを見いだしているワイなのであった。