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【思わず考えちゃう】いい本に出会えた【投げやらない読書感想文】

セルフケアについて調べていたら出会った本。
ヨシタケシンスケさん著「思わず考えちゃう」について感想を書いていく。

結果

まず全体の内容を読んでの感想だが、面白い
何が面白いかというと、この本の内容が自分の思ったことをまとめたメモ帳を題材にして書かれているという所だ。

その為、この本を読むとヨシタケシンスケさんの頭の中を覗いた感覚になる。人の心理を考えたりする人にはかなりハマりそうな本だと感じた。

ただキッカケとなったセルフケアについては、正直微妙な部分はある。
この方に思考が近くないと難しかったするかもしれない。

でも、読むとホッとする。
心のケアはしてくれる。そんな本だ。

今までnoteに纏めてきた本の中では一番のお気に入り。

良かった所を淡々と

正直読み始めてすぐは、正直しょうもないことを纏めているだけの内容に感じた。しかし読めば読むほど続きが気になって辞め時を失った。

本当にスルメみたいな、噛めば噛むほど味が出る本なのだ。
他にも、ヨシタケさんは絵本作家というのもあり、頻繁に出てくるゆるめなイラストに癒される。

内容も、もちろん面白い。
題材は本当によくあるシチュエーションなんだけど、その時に抱いた自分の感情を、此処まで言語化出来る人は多くないと感じた。

人の微妙な心境の動きや感情を伝えるのが上手く、日本人ならあるある~を感じてしまうのと同時に、この一瞬の気持ちに、よくここまで深入りして言葉として伝えたなぁと感心してしまった。

ピックアップ

もう明日やるよ、すごくやるよ。っていう言葉を3回唱えてから寝るわけです。

思わず考えちゃう:ヨシタケシンスケ

寝る時に唱える呪文だそう。
よく私も次の日に回しがちな人間なので、これは積極的に使っていきたい。
「あ~明日○○やらなきゃ~」て寝るより「明日すごくやるよ」は潔くていい。

自分の身に起こること、すべて「宝くじを買っている」と考えればいいのではないだろうか。何か別の、大きなものになるかもしれない。

思わず考えちゃう:ヨシタケシンスケ

私が好きな言葉に、カービィアニメのデデデの台詞がある。
「駄目で元々、人生はギャンブル」

この考えのお陰で、私は今では積極的な活動をする様になったと感じる。
今でこそ周囲に「マグロの様に動き続けないと死んでしまいそう」と言われているが、学生時代はやりたい事があっても動けない人間だった。

理由は挑戦することで発生する出来事が増えて、悩む事が嫌だから。
自分に自信がないから判断もあてにならないし、責任も取りたくない。そんなこんなで動かない事が沢山ある。

だから自分の人生を生きると決めたあの日からは、行動する時に出る恐怖や不安には「最悪死ぬだけ」と考え行動するようにしている。

宝くじの話に戻すけど、今はハズレでも、将来アタリになるかもしれない。
やっぱり人生はギャンブルな気がするな

結婚を決断する時に、でも結婚したらいろんなムチャなことできなくなるしなって思った自分がいて、その時自分に笑っちゃったんです。したことなねえじゃん、俺って

思わず考えちゃう:ヨシタケシンスケ

「もう無茶できないなって思ったけど、よく考えたら無茶なんてした事ないじゃん」ってこれみんなの心にも当てはまる気がする。

考えてみたら、結婚したら絶対出来なくなる事は、他の人との恋愛や性交渉、結婚くらいなんだよね。

自分で自分を縛っているだけかもしれない。なんか話脱線した。

あと、何処かに何が起こるか分からない事が、怖い。
だからこそ、過去から今まで繋いできた自分に対しては、いつでも味方でありたい。みたいな内容があった気がするんだけど、再度見返したら見つからなくて。

でもなんかいいなと思ったので一応メモ書きで書いておきます、

著者の性格のMBTI・エニアグラム

MBTI:INFP>ISFP
エニアグラム:6w5

エニアグラムに関しては、結構文章を読んでいると感じることが多くて、この本には不安・心配という単語が頻繁に出てくる。

その中でも、私がタイプ6だと強く感じた文章を引用する。

じゃあヨシタケさん平和主義なんですねって言われた事が合って。いや、違います、全然。僕はとにかく場を荒立てたくないので、人の命令をこなすんです。だから、多分戦争とかに行って、上官に、敵を殺しなさいって言われると、上官の命令をきれいに遂行するはずなんです。

ボクはあやつり人形:ヨシタケシンスケ

その場にいない人を悪者にしながら、なんとかのりきっていこうじゃないか、ていう。社会人の方は皆さん、わかると思うんですけど、結局、仕事のスキルってこういうことですよね。

その時その時にその場にいない人を悪者にしながら:ヨシタケシンスケ

自分がこうしたいってものが、どうしようもない力で、ぐいって変えられたときにどうすればいいんだって、僕はいっつも不安で不安でしょうがない。心配性だから。明日起こるかも知れないことが、常に怖いんです。

もし、そうなったら:ヨシタケシンスケ

IXFPぽさについては、本を読んでくれ。読めば言わんとしている事を感じてくれると思う!

セルフケアで紹介されていた本なのに、それを忘れて著者の性格について考えながら読み進めてしまった本だったけど、面白かったです。

じゃの

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