仮想オーディオデバイスについて
はじめに
Spotifyの音をpuredataに入力したい、そんなことを考えてたことはありませんか???
ソフトウェアやプログラムの音声を、別のソフトウェアやプログラムに入力したい時に使うのが、仮想オーディオデバイスです。
片方のプログラムの音声出力を仮想オーディオ、もう片方のプログラムの音声入力を仮想オーディオに設定すると、両者のプログラムの音声を接続することができます。
それでは、どのようなものか見ていきましょう。今回は、Spotifyの音声をpuredataに取り込む方法を例に紹介しますね!!
仮想オーディオデバイスを搭載しているソフトウェア
SYNCROOMというオンラインセッションソフトウェアに搭載されています。
SYNCROOMはYAMAHAが開発しており、低遅延でネット上での合奏を行うことができます。
デバイスの性能やネット回線の速度により遅延や品質は左右されますが、広くオンライン練習などで使用されています。
Spotifyの音声をpuredataに入力する場合(Win)
1.Spotifyの出力デバイスをSYNCROOMに設定する
設定->システム->サウンド->サウンドの詳細オプション/アプリの音量とデバイスの設定->Spotifyの出力を既定からライン(Yamaha SYNCROOM Driber (WDM))に設定する
2.puredataの入力デバイスをSYNCROOMに設定する
pdのWindowのMedia->Audio Setting->Input devicesを(Yamaha SYNCROOM Driber (WDM))に変更
これだけで、設定は完了です。
普通にdacからの入力が仮想デバイスからの音声になります!!!
普段聴いているSpotifyの音楽に、puredataで作ったエフェクターでエフェクトをかけて再生できちゃいますよ!
とても便利です。