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「泣きながら食べたことがある人は、生きてゆけます」。
心が弱ったりすこし元気が欲しい時
ちゃんと食べるといいよって。
親しい人が言う。
食べてから考えたらいいって。
心に染み入るように言ってくれる。
それがドラマの中での台詞だったとしても
ちょっと凹みすぎてる時とかに
そんな声を聴いたら、深夜のリビングで
つつつっと涙してしまうことって誰でも
あるような気がする。
食べるという行為はほんとうに不思議だ。
ファミレスのハンバーグランチだって
時には一口一口がじぶんの心に快速急行
ぐらいの速さで効いてくる時がある。
わたしは今、そのことを実感している。
いつもあやふやなわたしが、確かだと
言い切ることはまれなのだ。
だから今日は自信をもってnoteが書けるのが
うれしい!
今、わたしは大好きな人が毎日畑を耕しながら
作ってくれたお野菜を食べている。
noteで出会ったゆうのうえんさん。
ゆうのうえんさんが、ニンジンバトンという
野菜の宅配便を今年から始めていて
わたしもそのお野菜たちを我が家に運んで
もらっています。
最初に届けられた記念すべき野菜たち!
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パクチー、へちまなどなど
野菜オールスターズ🥕
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包んでいる紫いろの実のついたものは、タデです。
こんなふうに、野菜を包む袋はないので
ザルとかで受け取ります。
里芋の葉っぱで、空心菜などが包まれて
いるのを見た時はちょっと感激しました。
ここまでエコなんだなって。
バラバラになっちゃいけないので
まわりをぐるりと、タデのひもで
結んでありました。
そしてわたしは、ゆうのうえんさんが
とても大切に育てた野菜たちをつかって
拙いのですが料理を作ってみました。
まずかぼちゃ編。
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これは超簡単。
料理というには申し訳ないけれど。
かぼちゃと青梗菜(これは冷蔵庫にあったもの)と
しめじを、中華味でとろみをつけたものです。
豚肉いれるのわすれて、後からプラスオン
しました。
かぼちゃんの味は、最後までかぼちゃの味が
して甘さが薄まらないところがいい!
切る時も、市販のかぼちゃよりも
やわらかくて。
かわも食べられそうなぐらいでした。
大地で育ったすくすくした味がしました。
で、次はへちまちゃん編。
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へちまちゃんとしめじ、たまねぎたち。
へちまちゃんを料理するのは、はじめてで。
しめじとたまねぎなどを一緒に豆板醬で
炒めてみました。
へちまちゃんは、味がきゅうりの炒め物に
若干似ているようで、その味わいが濃い。
そして次は、ローズマリー編。
これは料理というよりはプラスオン編かな。
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鮭オンザローズマリー。
鮭をオリーブオイルで焼く前にガーリックで
マリーちゃんを弱火でじくじく炒めて
マリーちゃんを取り出して
香りのついたオイルの中で鮭を焼いて
食べる前にマリーちゃんをオンザするという
だけの超簡単なんです。
ローズマリーってこんなに風味豊か
だったかなっていうぐらい、ずっとあとまで
部屋のなかが香っていました。
それだけで幸せな気持ちになりました。
最後は、日本人のソールフード、ザ・味噌汁を
作りました。
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これは、里芋とかニンジンとか青菜たちと
厚揚げを鍋でごま油で炒めてから、お味噌汁に
しました。
里芋が、なんじゃっていうぐらいほっくほくで。
思いのほか里芋ファンになりました。
皮が薄めなのでむきやすくて、うれしい。
それとこれは里芋だけじゃないけれど。
ぜんぶに土を感じられて。
土の匂いがするところ。
部屋で料理してるのに、しぜんに
うえんちゃんが朝早くから畑に出て丹精込めて
そだててる手作業している映像がうかんできて。
育ててる人の顔を知ってるってすごいなって。
市販の野菜はするんと、よそよそしくて。
でもうえんちゃんのU Know 園 のお野菜たちは
太陽の恵みをふんだんに呼吸した、健やかな
親しみ深い味がしていました。
この間の夏、うえんちゃんにあった時
そう、わたしがサンダルが壊れて歩けないと
いうハプニングがあった時。
この時に、西日が差し込む電車にふたりで
乗りながらうえんちゃんに聞いたことが
ありました。
毎朝、畑に出る時ってどんな気持ちになるの?
って。
そうしたら、うえんちゃんは少しだけ
そうだなぁってつぶやいた後。
あれだよ、今日も仲良くできるといいな
って思うよって。
とびきりの笑顔で答えてくれた。
畑に出ると毎日うえんちゃんは土と野菜たちと
静かに会話しながら。
自分がコントロールするんじゃなくて、
今日も親しみたいな、馴染みたいなって
いつも思ってるんだなって、思った。
なんだかその時心がきゅ~として
とってもそれいいなって思ったのです。
やさしい思いが育てた野菜を、日々
食べられることって、ほんとうにゆたかな
気持になります。
凹みそうな時、わたしの心のサプリは
うえんちゃんのニンジンバトンのお野菜です。
タイトルの『カルテット』の台詞のように
実感してます。
ありがたいなって思いでいっぱいです。
note続けていてよかった。
友達が作るお野菜を食べられることの
しあわせをいまかみしめています。
うまれてしんで であってわかれて またしんで
かぜを呼吸して また出会えるまで 輪を描いて
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