22.神様の粋な計らい
前回のお話はこちら↑ウィーン中央墓地参拝のお話
なんて充実したウィーン旅行なんだろう。。と胸がいっぱいになりながら、墓地をあとにして市街地へ向かいました。
レストランでお昼を食べて、シュテファン大聖堂でイエスさんにご挨拶しとこうかな。と予定を立ててました。
あとはお土産を見たり、のんびりするだけ。
やっぱりウィーン名物のザッハトルテをキメようかな。と企んでいました。
が、ドイツサイズって知ってますか?
一人分のケーキのサイズがドデカイんです。
高さも長さもどでかい。ファミマの俺のシリーズ並。(あのシリーズまだあります?)
とりあえず食べ物全般、大きいです。
だからとてもじゃないけど、一人でカフェに入るのは気分が滅入ってしまう。
カフェ巡りが好きでドイツ旅行お考えの方は、2人以上での旅行を心からオススメします。
ということで、ザッハトルテは早々に断念して教会に向かって歩くことに。
すると、ダフ屋なのに妙に上品なおじさんに声をかけられました。
その人はギリギリ英語も通じたので意思疎通が取れました。
で、今夜ウィーン国立歌劇場で上演されるオペラのチケットを売ってると言うのです。
有名なオペラ歌手の千秋楽で見応えがあると。
チケット値段を見せてもらったら、バルコニー席が日本円で7千円!!!
1年前のウィーン旅行計画時、国立歌劇場のチケットをチェックした時があったんです。
ですがそこでは同じ席のエリアで2万円越えしてて予算外のため諦めました。
こちらにちょろっと記載してます。↓
あまりに驚いて、1万7千円じゃなくて?と何度も確認しましたが、7千円だと。。
もう即決でチケットを買いました。
オペラの演目はイタリア語で読めず、何が上演されるかはわかりませんでした。
でも、絶対良い経験になるに違いない!だって国立劇場に入れるんだもの!
と確かな自信があったので気にしない。
チケットを手に、その足でシュテファン大聖堂へと向かいました。
街中にデーン!とそびえ立ってるので、観光客さんも迷わず発見しやすいと思います。教会って、基本的に庭がなくていきなり入り口だから 、庶民にとってすごく寄り添ってくれる印象があります。神社やお寺は基本的に庭があって参道があって本殿とうような、ちょっとしたプロセス踏むじゃないですか。あれはあれで、本殿に近く際に自分も砂利を踏んで邪気を落として綺麗になってくイメージで仏閣巡りの醍醐味でもありますが。
とりあえず、高次な存在にご挨拶することはどの宗教のトップであろうと心が解れますね。それくらいやはり偉大です。
シュテファン大聖堂の空間は、優しくてとても心が暖まる場所でした。
ほっこり。とはこのこと。というくらい暖かかった。せっかくだったので屋根裏ツアーのチケットを買って教会の上階まで登り、ウィーンの街と行き交う人を眺めました。
見応えありです。階段めちゃくちゃ大変ですけど。
足が疲れたので、一休みがてら教会の中で休憩しました。美しいパイプオルガンの音楽が流れ始めて、疲れが癒されるかのようでどんどんエネルギーが溜まっていきました。
「よし、元気も出たし今晩みるオペラのあらすじ調べとこー^^」
と、日本題を調べると、、、「椿姫」!!!!!!!
まじでえええええええーーーーー!!!!??!!!
私の、また別の夢でもありました。
椿姫は小説で読んだことがあり、そのストーリーに感動して、その後、椿姫の音源をよく聴いてました。
オペラを観るなら椿姫が観たいなぁ〜いや、でもまずは「こうもり」だな。
と長年思ってたことなのです。
本当に驚きすぎました。
驚きすぎて、思わずイエス様の顔を眺めるほど。
本当に神様は粋なお計らいをするし、サプライズ上手です。
もうたまらんです。
なので、椿姫のあらすじや音楽の前情報はバッチリ入っていたので
無理に調べることなく、あとは開演時間を楽しみに待つだけでした。
まだまだ、つづきます。