見出し画像

44.TateModernは高次元スポット

 Tate Modernにいた。
ロンドンの、世界を代表する美術館。どでかい。

ではこの記事は、変なアンジーさんから不思議な話を引っ張り出します。は?って思える人は、普通の人なので、「よかった。自分は普通なんだ!」と思ってください。

このTateModern、何かが宿っている。と思うんです。

他の土地にはない土地エネルギーがめちゃくちゃ高く感じるのです。
テートモダンは、もともとBankside Power Stationという火力発電所の跡地を使った建物。

画像1

エネルギーや熱が集まったところから発散される独特のオーラがまだ残っているのか、そもそもこの土地自体になにかエネルギー体が宿っているのか、それはわからないし、そんなことどうだっていい


とにかく、ここに来ると神社に参拝した時の様な感覚と近い。
到着して30分もすれば、立ってるだけでへとへとになるのです。

画像5

TateModernは、どの駅からも10分(アンジーさんの足なら20分)、バス停もバスはすごく本数が少なく、けっこう不便な場所にある。


けど、テムズ川の川沿いにあって、川を挟んだお向かいさんはセントポール大聖堂(St Paul's Cathedral)がそびえ立ってて、TateModern内の至るところから、この景色がみれる。見るたびに息をのむ美しさ。

画像2

TateModernは正直、そこに展示される作品よりもこの土地が発してるエネルギーが高かったりする。いわゆる、高次元ってやつ。そしてなぜか作品たちと全く共鳴してない。一般的には(?)作品と展示会場の調和と共鳴によって新たなエネルギーを生み出すことになりやすいけど、なぜかTateModernは全然共鳴してない。笑える。

TateModernは、名前にモダンがつくだけあって1900年以降に制作された現代アートを中心に貯蔵・展示している。


これも個人的な意見だけど、現代アートはクラシックなアートよりもテーマの幅が広いと思う。そうなるのは当たり前で、時代が進めば進むほど、情報量が変わって、人の生き方も多岐に別れるから、作者の持つ興味も求める美も、悩みも全然違う。

それもあって、現代美術を扱う美術館に来ると、テーマが広すぎてみんなが自由に走り回る幼稚園に来たような感じがする。

それだからTate Modernの建物と他方向に向く作品郡で共鳴しないのかはわからない。知らんけど。

画像3


ただ、アンジーさんは、ここに来るだけで気持ちが良くなる。
ヘトヘトに疲れて、眠くなり、もしもベンチや外の公園で仮眠が取れた場合、異様なほど頭がすっきりして疲れが取れてたり、展示作品をみてなくても、新しいひらめきが降ってきたりする。

画像4

アンジーさんとの相性がいいだけなのかもしれないけど、時々、体にエレルギー補充をするため、TateModernに行って、ただベンチに座って帰る。

という変な行動をしていた。

この日も、エネルギー補充をしていた。


夕方、マリウスから連絡が来た。
「セントラルいたら、会おうよ」

「今日は忙しいので、時間ないや。ごめんね」


と嘘をついて、閉館時間までTateModernにいた。
帰り道、バスもなければ、近隣の店はしまって誰もいなかった。寒くてびっくりした。


プロポーズまで479日

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集