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エンジニア未経験からのPdM挑戦~異動して1年経った今、私が思うこと~

こんにちは!
エンジニア採用担当の丸山です。

先日ご紹介した、パパエンジニアの記事はご覧いただけましたでしょうか?

今回は、事業部から異動し、現在開発1部AXIS(アクシス:在庫管理システム)チームにてPdMとして活躍されている浅野さんにお話を伺ってきました!
エンジニア経験がない中で、プロダクト開発を引っ張る存在である浅野さん。異動して1年経った今だからこそ語れることについて、詳しく聞いてきました。


自己紹介

浅野 真琴(あさの まこと)
テクノロジー戦略本部 開発1部
2017年入社 新卒6年目
新卒で商品戦略本部商品2部に配属となり、貴金属・ジュエリー担当としてデータ分析やアルバイト管理などを4年間経験。2021年7月に自ら異動希望を出し、開発1部へ異動。現在は、開発1部AXISチームにてPdMを担当している。


現在のお仕事

――現在、AXISチームのPdMということですが、どんなプロダクトなのですか?

AXISとは「商品在庫をどこに販売するのか、今どれだけの商品在庫があるのかを管理するシステム」で、バイセルの約250億円の売上を支える柱です。
ロジスティクスの現場に寄り添って課題の解決をすすめて、より効率的な在庫管理を目指しています。最近では、棚卸の効率化に向けて新たな技術の導入をテストしていて、ユーザーからも良い反応が得られています!

――PdMとしてどんなことを担当していますか?

現在は5名程度で編成しているチームのPdMとして、スケジュール管理や事業部とのコミュニケーションを主に行っています。
スケジュール管理では、期日の有無や発生しているバグの影響度、改修することで見込まれる効果などから、優先順位を自分が決めて、チームに落としています。また日々上がってくる事業部からの意見をヒアリングし、より良いプロダクトの開発に努めています。

異動して1年経って思うこと

――以前異動の経緯については、テックブログにて語っていただきましたが、それから1年経ち心境の変化はありましたか?

異動してから、あっという間でした。
テクノロジー戦略本部の皆さんが本当に優秀で、新卒1年目からリーダーになっていたり自分より若い20新卒が活躍していたり、「私も負けてられない!もっと頑張らないと!」と日々思っていました。最初は自分に誇れるところがなかったのですが、今ではテクノロジー戦略本部で数少ない「事業部出身者」として、「ユーザー目線を忘れないPdM」という存在が少しずつ確立できてきたと感じています。

――浅野さん自身がPdMとして大切にしていることを教えてください!

大きく3つのことを大切にしています。

1つ目は、「わからないことは自分で調べるようにすること」です。
異動した直後は、前の部署との文化の違いで戸惑ったこともありました。前の部署では、先輩が初めてのことに対しては、1からすべて教えてくれましたが、テクノロジー戦略本部では、「まずは自分で調べて自分なりの意見を持つこと」を大切にしています。ネットで調べてみると意外と答えが見つかったりして、聞く前にまず調べるということが習慣づきました。

2つ目は、「ものごとの本質を見抜くこと」です。
ユーザーからの改修依頼も多いプロダクトだからこそ、「なぜ」を繰り返すことを大切にしています。
私がPdMになった最初の頃に、現場から改修依頼を受けましたが、本質を見ていくと、プロダクトの問題ではなく、オペレーションの問題であることが判明し、オペレーションの改善を提案することで問題を解決できたことがありました。
今までは直感的に違和感がなければGoを出していましたが、それは根本的な解決にはなっていないということに、その時気付くことが出来ました。PdMとして、何でもユーザーの意見通り、システムで解決することが最善策ではなく、まずは「なぜ」を繰り返し、本質が何かを考えることが大切であると思います。

3つ目は、「決断力」です。
私は元々、自分の意見を言うよりはみんながいいといった意見に便乗するようなタイプでした。しかし、立ち止まって考えたときに、この考え方は、自分のためにはなるがユーザーのためになっているのか、と思うようになりました。自分は「ユーザーの代弁者であり、思いを形にする役割がある」と気づいた今は、メリット・デメリットの分析をしたうえで、自分なりの意見を率先して言えるようになりました。
実際、このような考えを持つようになってからは、例えばシステムの入力項目ひとつの細かい部分に対しても、自分がユーザーだったときに面倒だと感じた意見を伝えて仕様を変更してもらいました。
結果として現場からも好評で、自分の気付きから作業効率向上に貢献できたことは、非常に嬉しかったです。

――「ユーザーの代弁者」いい言葉ですね!ここまでの成長には何か秘訣があるのですか?

はい。私の場合は、上長の松榮さんによく相談をさせてもらっていて、アドバイスを都度頂いていました。
また、自分のチームでは、2週間に1回反省会を開いていて、よかったこと・悪かったこと・次の2週間でやるべきことを決めています。2週間ごとのルーティンで改善行動が出来るのが非常に良かったです。

★浅野さんチームのタスク表

今後について

――今後どのようなPdMを目指されていますか?

前述した通り、テクノロジー戦略本部におけるユーザー目線を持ったPdMとして、唯一無二の存在になりたいです。バイセルが開発しているシステムには、必ずユーザーがいて日々改善要望が届き、改善した時の感謝の声も直接聞くことが出来ています。自分がユーザーとして使ったことがあるからこそ分かる面を含めて、よりよいプロダクト開発を支えていきたいですし、日々寄せられるユーザーからの感謝の声がやりがいにつながっています。
また将来的には、1つのプロダクトの企画から運用までを1人で任せられるスキルをつけたいと思っています。異動して1年が経ち、既存システムの追加機能の導入担当などは任せられるようになりましたが、新規開発や大規模改修はまだ出来ていません。
テクノロジー戦略本部では、FY24までに120名組織の拡大を目指しており、毎月優秀な中途採用者が入社しています。優秀な方々に勉強をさせてもらいながら、組織貢献ができるよう、今後も頑張っていきたいです!

――

今回は、未経験からPdMとして活躍されている浅野さんにお話を伺ってきました。
バイセルには、外国籍のエンジニア、女性のエンジニア、大手からのキャリアチェンジをしたエンジニアなど多種多様な人たちが活躍をしています!今後、noteでいろいろな社員を紹介していくので次回もお楽しみに♪

少しでもバイセルのテクノロジー戦略本部にご興味頂けた方は、ぜひカジュアルにお話を聞きに来ていただければと思います💡


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