肌トラブルにゼロウェイストで対応する

息子は肌が比較的脆弱である。
春夏秋冬肌が美しく整っている日は少ない。
それぞれ乾燥や汗、
あるいは花粉に対するアレルギー反応だろうか。
四肢や背中を掻くことがよくある。
転んでできた傷のかさぶたを
かりかりと引っ掻いて剥がしてしまうこともある。

このような肌トラブルには
昔からヨモギやドクダミが活用されている。
除草剤散布の可能性がない場所で採集し、
洗って干して
晒しと適当な紐で包んで
煮出して葉っぱごと風呂に入れて入浴剤にしている。
大人も同じ湯で入浴するので
血行促進で腰痛緩和になり一石二鳥だ。

材料に人工的な混ぜ物がなくても
大抵の薬草入浴剤は不織布に入っている。
いわゆる「お茶パック」「出汁パック」である。
これは織らない布。つまり化学繊維でできている。
これを水につけたり湯で沸かしたりすると
大量のマイクロプラスチックが発生する。
プラスチックは傷ついた肌を治せない。
むしろ傷から体内へ入り込む可能性も否定できない。
使い古しの服でもタオルでも、
なんでもいいので綿100%の布で袋を作ることを推奨する。
袋状にしなくても、葉っぱがはみ出なければいいので
ある程度大きさのある布切れに包めば目的は達成できる。
入浴剤の包みはお風呂上りに
手洗いしている下着と一緒に脱水にかけている。
包みを開いて中の葉っぱを庭に還す。
毎日手入れするのは面倒かもしれないが
ゴミを出さない生活は気分がいいものなので
ぜひ経験してほしい。

薬草入浴剤をしようと思ったら
「買う」のではなく「採集」することをお勧めしたい。
道端に生えていたヨモギを引き抜いて
プランターで増やしてもいい。
ドクダミも、公園や土手に生えていることがある。
引き抜いてプランターで増やせば
除草剤散布の心配はない。
一番いいのは庭のある友人から分けてもらうこと。
お礼に洗って乾燥させたものを布袋と一緒に渡したら
薬草風呂に興味を持つかもしれない。

民間療法は万能ではないが
普段から取り入れていれば
受診の手間を省くことに繋がる。
私は医療の介入が必要になると
自分の力不足に落ち込むことがある。
自作でゴミを出さずに済んで節税もできれば
「自分もやればできる」という自信に繋がる。


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