万博商談活用続き2
7. 海外向けPR・SNS戦略を万博と連動
万博期間中に海外とのコネクションを広げるために、SNSやデジタルマーケティングを活用した情報発信も重要です。特に、ターゲット国ごとのプラットフォーム戦略 を考える必要があります。
(1) 多言語SNS戦略
• LinkedIn(B2B向け):出展情報や商談アポの募集
• X(旧Twitter)(速報性):イベントのリアルタイム更新、フォロワー獲得
• WeChat(中国向け):中国企業とのビジネス展開
• Instagram & TikTok(視覚的PR):ブースの様子、製品デモ、来場者インタビュー
投稿内容のアイデア
• 万博に出展する意義や技術の魅力を動画で紹介
• 「商談予約受付中!」 などのCTA(Call To Action)投稿
• ブースに来場した人へのプレゼントや特典キャンペーン
• #Expo2025 #OsakaExpo #JapanBusiness などのハッシュタグ活用
8. 大使館・国際機関との関係構築
大阪・関西万博には、多くの国の大使館や国際機関も関与します。これらのネットワークを活用することで、海外とのビジネス拡大を狙うことができます。
(1) ターゲット国の大使館や貿易機関をリサーチ
• JETROや経済産業省の商談プログラム を活用
• 各国の大使館、商工会議所、貿易機関 のイベントを事前にチェック
• 万博前後に、特定国向けのビジネスミッション(訪問団)を組む
(2) パビリオンを活用した交流
各国のパビリオンではビジネスレセプションや商談会が開催されるため、以下を実施:
• ターゲット国のパビリオン担当者に事前にコンタクトを取り、VIP向けのネットワーキングイベント に参加
• 海外メディアが集まるタイミングを狙ってPR活動を展開
• ターゲット国の代表団とミーティング をセッティング
9. 万博後のフォローアップ計画を事前に作成
海外とのコネクションを作るだけでなく、万博終了後に関係を維持・発展 させるためのフォローアップ戦略が必要です。
(1) 見込み顧客のデータベース化
• 万博中に得た名刺・商談記録をデジタル管理(CRM導入)
• 商談後1週間以内にメールでフォロー
• 相手の関心を踏まえたカスタマイズされた提案資料を送付
(2) オンライン商談の設定
• 万博後、1〜2ヶ月以内にZoomやTeamsで商談
• Webinar(オンライン説明会)を開催 し、フォローアップを強化
• 可能なら、海外のパートナー企業の訪問スケジュールを設定
(3) 継続的な情報発信
• メールマガジンやSNSでターゲット国向けの最新情報を発信
• 万博来場者向けの特典や限定オファー を案内
• ターゲット国の展示会や商談会 への参加を検討
10. 万博後の海外進出・現地展開の具体化
万博で得たネットワークを活用し、具体的な海外展開を進めるためのステップを考えます。
(1) 海外販売代理店・パートナー企業の開拓
• 万博で商談した企業を対象に、パートナー契約の可能性を検討
• 現地代理店や流通業者のリサーチを強化
• 必要に応じて、現地法人設立の検討
(2) 海外展示会や商談会への参加
万博後も海外展開を加速させるために、ターゲット国の業界イベントや展示会 に参加する。
• CES(米国)、Hannover Messe(ドイツ)、CIIE(中国)、MEDICA(ドイツ)などの国際展示会
• 万博でのコネクションを活かし、現地の展示会で共同出展を打診
(3) 海外向けのマーケティング強化
• 現地語対応のウェブサイトを準備
• SEO対策を強化し、ターゲット国の検索エンジンで上位表示
• デジタル広告(Google Ads, WeChat Ads, LinkedIn Ads) を活用
万博を活用した海外とのコネクション作りは、単なる展示ブース運営ではなく、事前準備・商談・ネットワーキング・SNS活用・フォローアップ を一貫して行うことが成功のカギです。特に重要なのは:
1. ターゲット企業・国を事前にリストアップし、戦略的にアプローチ
2. ブースでの魅せ方を工夫し、デジタルツールやインタラクティブ要素を活用
3. 大使館や商工会議所、JETROのネットワークを活用し、商談機会を増やす
4. SNS・デジタルマーケティングを活用し、海外企業への認知度を向上
5. 万博後のフォローアップを確実に実施し、商談を実際の取引に結びつける
6. 海外展示会・商談会への継続的な参加を計画し、関係を深める
このような戦略を万博前から準備することで、単なる一過性のイベントではなく、海外市場進出の起点として活用 できます。