⋆⸜時事直言⸝⋆ 増田俊男のイスラエル・ハマス戦争停戦論(No.1677/2024年6月24日)
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増田俊男のイスラエル・ハマス戦争停戦論
私はワシントンDCの二つのシンクタンクに関係している。
それぞれの前身からすれば私の関与は2005年以来と言うことになる。
断れずにシニア・フェローを務めているシンクタンクに、私の誕生日(4月18日)記念レポートとして「ネタニヤフ首相への提言」を提出していた。
アメリカと国連等国際世論のプレッシャー(圧力)にもかかわらずネタニヤフ首相は停戦に応じることなくラファ(ガザ)への無差別攻撃を続けパレスチナ人の殺害を繰り返している。
ネタニヤフのイスラエル安全保障指針はハマス武力解体、ひいては空爆によるイラン軍事施設壊滅である。
武力(力)による宿敵の抹殺である。
一方長年にわたり、ハマス、ヒズボラ、フーシなどパレスチナ武装勢力と戦争を続けて来たイスラエル軍は「武力だけでは勝てない」ことを悟っている。
6月19日イスラエル軍ハガリ報道官は「ハマスは人々の心に根付いた思想であり、壊滅出来ると考えるのは間違っている」と述べた。
当然ネタニヤフと軍のトップからハガリ発言は個人的見解だとして否定したが、野心を力ずくで押し通そうとするネタニヤフとパレスチナの現実を知る軍部との亀裂の存在は明白である。
無謀とも言える軍事行動を強いるネタニヤフを制することが出来なくなった為ガンツ前国防相が辞任したことからネタニヤフは、「戦時内閣は不要になった」と言って解散した。
これでイスラエルでは誰も何もネタニヤフの暴走を止めるものがなくなった。
当然のことだが連日のようにネタニヤフ退陣を求めるデモが続いている。
又イスラエルにとってかけがえのないバイデン政権はラファ攻撃をエスカレートするネタニヤフに反対し軍事支援を手控えている為ネタニヤフが反発し、アメリカとイスラエルの溝が深まっている。
私のネタニヤフ宛て提言は「パレスチナ人のジハードは長年にわたるイスラエルの対パレスチナ領土侵略、パレスチナ人殺害から生まれた宗教であり、ハマスはジハード戦士だから、軍事力だけでハマスを壊滅することは出来ない」と述べ、丁度アメリカが広島・長崎に原爆を投下した直後から何百人もの医師団を派遣して被災者を救済した為アメリカに対する憎しみは和らぎ、マッカーサーが日本を去る時には日本の国民は羽田に集まり、合衆国の小旗を振りながら涙を流して見送った事実を参考にすべきだと言う内容である。
全イスラエル兵を武装解除し、戦いを止め、負傷し、困窮しているパレスチナ人の救済活動に身を投じさせることである。
イスラエルを憎むパレスチナ人の心を和らげることなくハマスを壊滅することは出来ない。
もしパレスチナ人を救済している丸腰のイスラエル兵をハマスが射殺したらパレスチナ人はどう思うだろうか。
ハマスはアッバス議長のパレスチナ自治政府から遊離した存在であり、イランの対イスラエル軍事行動の下請け的代理人である。
イスラエルが殺傷した35,000人を超すパレスチナ人と破壊した都市ガザの復興に責任を負う行動を続けるならパレスチナ人はハマス、ヒズボラ、フーシなどはパレスチナ人の味方ではなくイランの代理人であることを知るであろう。
ハマスを物理的に壊滅することは不可能であるが、パレスチナ人の心から消すことは可能である。
イスラエル軍報道官ハガリの言葉の中に私がネタニヤフ宛の提言で使ったのと同じ言葉がいくつかあるので驚いていたら、ハガリ発言当日の6月19日、駐米イスラエル軍代表が27日にスピーチをする厳選20名の会合に私を加えてくれた。
ネタニヤフはトランプ復権を切望しているが、果たしで軍部はどうなのだろうか。
会合が終わったら皆様にご報告します。
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