ベーシックインカムで変わるものはかなりある
ベーシックインカムとは
働くことをしないでも自動的に所得を与えられるということなのだがある意味単純な考えかもしれないが
配給
みたいなものといってもいい
これで働かなくても生きていけるということが可能になるがそもそもこの発想は最近に始まったものではもちろんない
しかしながら最近は政治の世界の中でネタとしてではなく本気で政策として考えられてきている
いろいろな要因があるがコロナによって社会が止まったとき国民全員に配られたものそれは一回限りのベーシックインカムみたいなものだった
既成事実としてそういうことが政治的に行われたのでもうベーシックインカムは現実のものになったという段階が感じられるような空想的なただの思想レベルの話でないとそうも言えるのだが
一番の問題は国はそれを借金なしに配ることができるのかということである
そのための方策もいろいろあるようだがそれについては触れないが、ただ一ついえるのはこのBICは日本の第3党である維新においては政策の一つとして告知すらされているのである
私はBICは単に大変な国民の生活を支える社会制度としての新しいものというものだけにとどまらない影響が及ぼされると思っている
このマガジンではそれについて考えていけたらと
まず序章として生活のために働かなくなることの意味について考えていこう
BIC以前は資本に縛られていた
現代の社会の支配的な思想の一つに資本主義というものがある
それを否定している国は中国のような共産主義の国たちであるが資本主義を打倒したいため革命を国に起こすというその試みは少し暴力的である
実際のところBICはある意味資本主義を壊してしまうというよりも資本が主義にならなくてもいいという自由な選択しが人間の生活にもたらされるともいえる部分がある
資本主義とは資本が一番(主)な義(正しい行動)ということになるため資本を得ることが幸福やら正義の象徴になっていくからくりなのだが
実際のところそもそもお金=資本が幸せという考えは少し安直すぎるという違和感を私達は持っていたといえるだろう
けれど資本主義を選択しないといけなくてそれを選択してきた理由は何なのだろうか
それは資本で価値に対価をつけたり、価値を分かりやすい形で積み上げることができたりする
それは資本を借りにお金と言い換えるとお金であれば量的にわかりやすくそのため価値の交換におけるレートもできるため流通などさまざまなものが円滑に行われることになる
過去人は物々交換でお互いに必要なものを満たしていったりしたその形が簡略化されると紙幣というものやお金というものができそれが一般的になっていた
しかしながら本来人はお金だけを追求しているわけではなく人には何か精神というものがあってそれの満足のために生きることの方が価値があると一般的には考えていながらそれでもお金にある意味縛られて生きてきたような歴史だったのだ
衣食住を満たさない限り人は自由を得られないため資本に縛られていただけ
お金に縛られないとならなかった理由は単純で原始的な自給自足生活が実現できない限り、物々交換の基礎となるお金を稼ぐ、獲得するという行為をするしかなかったのである
原始的な自給自足生活はそれはそれで何か単純化したところに自然に立ち返る解放感はあるのだが、
実のところそれは他に頼ることをしないだけで、衣食住に縛られて生きていることについてはさほど変わらないのである
だからこれはシンプルライフであるかもしれないが、やはり原始的で非文明的なものだと一般的には言われてしまう
ツールとして便利な物々交換を経て、その先に現代の紙幣を中心として交換を容易にできるようにした資本主義的な生活形態を作って
衣食住という人間のいわゆる生きるための生活を守るために資本主義などの制度やツールを使ってきているのである
資本を永久機関的に供給するのがBICである
この衣食住を守るために、資本が永久機関みたいに自動に供給できるのであれば、人はある意味衣食住から解放されて生きる、そんな時代を迎えると言えるかもしれない
しかしながら科学が教えるところでは
永久機関は存在しない
全てのものは壊れる方向に
だからBICは永久機関的に資本を供給するものでもあるだろうからこれは科学的にはおかしなことではないだろうか
なんかのカラクリでもしくは国民を自分の党に票を入れさせるためのパフォーマンスではないのか
いろいろな疑問が生じてくるがしかしながらBICにはその永久機関的な可能性も秘めているのは事実のようだ
だからBICを単に社会保障と考えると実は問題を見誤るといってもいいほどの重要な内容が人類史的にはあると考えれる
これは人が古来から願ってきた衣食住という雑務からの解放を可能にするシステムになりえそうだとそんな希望を我々に今与えてくれている
こんなことを書くとまるでSFか映画の世界での出来事のように思えるがこれは実際のところ実現可能な現実だといえる
※このマガジンでは本当にそんなことが可能なのか、実際のところどうなって実現されるのかなどについていろいろ述べていきたいと思う