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京大図鑑 ー京大に生息する人種ルポ1ー

京大に上位で合格するような生徒は突出した能力をもつ人が多いです。
下記はそのような人間たちのレポート(ノンフィクション)です。
徒然なるままに。読み物として楽しんでいただければと。

事例1:割り勘ネキ
入学したての4月は出会いの季節。一応大学にも「クラス」なるものが存在し、最初のころは食事会など頻繁に開催されます(1か月も経つ頃には部活・サークルのつながりがメインになってくることが多いんですが)。

例に漏れず、筆者も4月半ば、クラスのある食事会に参加し、それなりに社交辞令してそれなりに親睦を深めていました。

十数人で食事していたのですが、ほどなく解散となり、お会計の時間となりました。男性のが多く払うなどの文化はなく、あくまで新歓的なものなので、均等割りです。

友人Aが「これ一人あたりいくらなんだろう」と領収書をみてつぶやいたとき、隣に座っていた京大生とは一見思い難いギャル風(?)女子が間髪入れずに言いました。

A:「これ一人あたりいくらなんだろう」
ギャ:「一人当たり〇千△百◇十☆. 〇×▽◇円やで~(小数点以下4桁)」
自分:( ゚Д゚) 
A:「いつ計算してたの・・??」
ギャ:「いや~見たらわかるやろー」

私は公文式やそろばんなど縁のない少年時代を送り、計算遅いほうなので、この能力はうらやましい限りでした。


事例2:下駄ニキ
大学でも一般教養として、英語の授業があります。
1年次には週2コマ英語の必修授業があり、その片方は少々古典的な英語の物語を輪読していくものでした。

最初の授業では、親睦を深めるため「英語で自己紹介してみましょう!」という、あまり京大的ではない(?)イベントを行いました。

みんな漏れなく英語でしっかり話すことができており、京大生の基礎学力の高さを思い知ることになったのですが、その中で異彩を放つ風貌の男がひとりおりました。
腰まである長い髪に、常に下駄をはいてカランコロンと・・・(半径20m以内にいたらすぐわかる)

その彼が自己紹介をするターンになったとき、無言で黒板に数学の公式のようなものを書きだしました。

先生:「あなたの趣味は数学ですか?」
ゲタ男:「これは私が発見した定理です」
皆:( ゚Д゚) 

実際彼は極めて優秀であり、3年次に研究室の配属を巡って教授が取り合いをしていたのはまた別の話です。

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