物上げマシーン秘話【1章】第一話
これはクソ生意気な勘違い野郎の俺が物上げ会社に就職をし会社を立ち上げるまでの超昔話。
物上げ業界に入ったのは約10数年前…。
とある人物がきっかけで…。
とりあえず物上げマシーンになるまで少し色々とタイムスリップするのでお付き合いください!
--------------------200X年 20歳--------------------
「あー、なんか面白い事ねーかな。」
俺の20歳の時の口癖。
この時の俺はとにかく刺激を求めていた。
なんでかって?
地位も名声も金も全てを手に入れたから。(ただの勘違いですw)
街を歩けば誰もが俺に挨拶をして、電話をすれば何時だろうが仲間が集まり、毎日飲み歩いても減らない金。(勘違いpt.2 ただの地元で粋がってるガキw)
仕事終わりに繁華街を歩いているとたまたま弟の友達と会った。
「あ!マシーン君!お疲れさまです!」
「おー!お疲れ!久しぶりじゃん!ヒマ?飲み行くか!」
「え!?いいんですか!?」
「全然いいよ!金はあるwww」
「さすがっすwwwあざーす!!!」
このノリで一人二人と増えていく…。
「あ!マシーンさん!今日こそウチに飲み来てくださいよ~!!!」
「あれ?この前行かなかったっけ?w」
「それは!別の店ですよ!!」
「あー、そうだっけかwごめんごめんwじゃあ今日はお前んとこ行くよw」
「あざーす!ご指名はマリちゃんですね」
「あ、うんw」
CHANELのJ12を腕に巻き、ドレスキャンプのジャージに身を包みプラダスポーツのスニーカーを履きヴィトンのモンソーを持って毎晩飲み歩く。
帰りは毎日お日様が昇ってから。
そして寝ないで会社に向かう。
その繰り返し。
(ほんとにこの持ち物は流行ってました…鬼エモんw)
行きつけのキャバクラでシャンパンを入れて朝まで飲むか、飽きたら場面でサイケが爆音で流れるクラブへ…。
クラブに着けば金も払わずVIPに入っていく俺たち。
VIPには同じ格好をした奴らがソファで女の肩を組みゲラゲラと笑いながら酒を飲んでいる。
その中の一人が俺に声をかけてくる。
「おー!マシーン!遅かったじゃん!いつものとこで飲んでたの?」
「おー、お疲れー!うん、飲んでたー。」
「相変わらず羽振りいいじゃん!今度俺にも奢ってよ!」
「あー、別に奢るのいいけど、そしたら今度からお前は俺の下ってことでいいんだよね?www」
「出た!またそれwww」
「いやだって俺らはそれをやらないから対等な立場なんでしょ?」
「冗談だよ。ジョ!ウ!ダ!ン!」
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