物上げマシーン秘話【2章完全版】まとめ+オマケ
【まとめ+おまけ】
おまけの内容ですが、私の当時使っていた資料と若かりし頃の写真をUPしてますw
資料に関しては抜けてしまっているものもありますがご容赦ください。
写真と資料は一番最後にあります!!!
ではどうぞ!!
--------------------200X年 21歳 某月1日--------------------
俺はネストプロパティのビルの前に立っていた…。
そう、初出社だ。
時刻は8時半。
始業時間は10時からと聞いていたが誰かしら居るからと言われていたのでビルの中に入っていく。
ぶっちゃけ名前を知っているのはシンバタ社長、タイジ、ソメヤ課長の3人だ。
誰が居るかもわからない…ま、いっか。
「おはようございます!!!」
俺は営業部に入った。
すると…
「おー!マシーン!おはよ!」
と相変わらずクソデカい声が…
タイジだ。
「タイジさん!おはようございます!」
「2人の時はやめてくれって言ったじゃん…」
「すみません…でもやっぱ無理ですw しかもタイジさん完全に副社長なの自分に隠してましたしw」
「いやそれは別にいいじゃんwww」
「ダメですw そーいえば皆さんは?」
「まだ来てないねー、シンバタ社長は来てるよ!」
「あ、そうなんですね…」
「そーだ、月初は全社員で全体朝礼やるから他の奴ら煽るような挨拶よろしくねw」
「いや煽ってどうするんですかw 自分嫌われるだけじゃないですかw 仕事しづらくなったら嫌ですw」
「平気平気!とりあえずよろしく!」
「かしこまりました!少し考えますw」
この時の俺の考えは2つ。
煽るか。
煽らないで下から入るか。
ただ本心は全員、煽るだけ煽ってやりたかった。
なんでかって?
自分に発破かけるのもそうだけど、前回完全にフルシカトされたから。
人の事居ないもんにしやがった。
その仕返しとは言わないが死ぬほど煽りゃー嫌でも目に入るだろ。
これが正直な所www
ただ下から入ってペコペコしてなんでも教えて貰ったほうがなにかとラクなんだよな。
これも正直な所www
俺はこれまで色んな奴を見てきた。
好戦的な奴が好きな人も居るがそれはあくまで少数派。
俺の地元での立ち位置は先輩に対しては凄く可愛がられるタイプ。
それを自分でもわかっているから下手な態度は取らない。
そーゆうスタンスで今まで生きてきた。(同い歳や歳下は別w)
だから長い目で見ると後者の方が圧倒的にやりやすいし、俺は最年少だったからそれが適していると思っていた。
人の懐に入り込むのは得意。
悪く言えば人たらし。
それが俺の武器でもあった…。
俺は考えた。
やっぱあいつらムカつくからクソ程煽って死ぬほど苛つかせてやろう…。
読者の皆さまはお気づきだろう…。
そう、俺は根っからの短気w
これからライバルになるであろう奴らにへーコラへーコラなんてできるもんか。
あとは単純にタイジに求められていたからだ。
俺の役割は起爆剤になること。
勝手にそう思った。
まずは一つ、恩返しができると…。
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俺はタイジの席に向かった。
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