NASを更新した
NASを更新した。
2017年6月から24h365d稼働し続けたNAS、Synology DS215jをDS220+に更新した。
主な使用用途は写真、ビデオのバックアップ。子供たちが幼稚園の頃からデジカメ、ビデオで撮影していたため相当量のデータとなっている。PCの1TBのストレージでは収まらず、写真は撮影の都度、ビデオはFinalcut Proでライブラリにして年末にPCからNASに移す運用をしている。
データが増えるたびに内蔵しているHDDを増量し続け、昨年4TBx2本から6TBのHDDx2本に交換して、さらにバックアップとしてUSB-HDDを外付けして万一に備えている。
2021年1月まではDS215jからamazon DriveにバックアップするAPIが提供されていたため自動でamazonにアップロードされていたが、そのサービスが中止され、現在は手動でアップロードしている。Alexaで子供たちの写真を表示しているため、サービスが中止されたにも関わらずこの運用をしている。
データ保管用のクラウドサービスとしてBackblaze B2のサービスを試行中。6TBで約1,500円/月程度の金額になる。cloudサービスの例に漏れず、保管は安いが取り出しに時間や費用がかかるが、災害被害以外で取り出しすることはほぼ想定していないのと、AWSと比較しても安価なためこちらが最有力候補となっている。
さてNASの移行に話を戻そう。移行は比較的楽勝。DS220+は基本では2GBメモリだが+4GBの増設が可能であったため将来を見据えて増設した。多分使われることはないけどガジェットオタクは増設するのが好きなのだ。その後、2台のHDDをDS220+にセットし電源をON。iPadのsafariからSynologyのサイト経由でNASを探し、DS220+に接続したところ「マイグレートしますか?」のメッセージが表示されており、了承したところ8本ほどインストールできないサービスがあった以外はデータも無事に移行された。その後はインストールされなかったサービスを再インストール、全体の設定を見直してほぼ移行は完了。BackblazeへのアップロードもUSB-HDDへのバックアップも無事に稼働を始めた。
唯一手こずったのがPhotoStationの設定。iPhoneで撮影した写真をNASにバックアップするアプリがあるのだが、アルバムが表示されずにバックアップができないのだ。あちこち設定を探して変更して検証してを繰り返したがうまくいかない。最終的にたどり着いたのが、rootアカウントのPhoto Stationでアルバムのプロパティから「権限の割り当て」し「管理」をチェックするという作業。これをパパのアルバムとママのアルバムに行い無事にバックアプできるようになった。マイグレートの際にPhoto Stationが再インストールされたため設定が消えたものと思われる。
残作業として、以前購入したexFAT accessライセンスが移動できず、Synologyにその方法を質問中。DS220+で使うかどうかは不明だが買ったものは移行しておかないともったいないのでね。
移行後のDS215jはクリーニングしてメルカリで売却予定。ひどい埃なので流石にこのままで売却するのは気が引ける。
さて、今回のNAS交換は故障予防が主な目的だが、本当はガジェットオタクの私の思いつき。写真データの保管の際にmacからNASにアクセスした際のレスポンスが悪くストレスになっていたため早いNASに交換したかったのだ。早くなったかって? まだ検証していない(笑)
2021/3/5 P.M.追記
SynologyサポートからexFAT accessのライセンス移行について回答が来た。
NAS間の移行は不可、再購入してくれとのこと。