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夜の暗闇と少しの月灯りに包まれていると安心する。
夜は物静かで聞こえるのは風の音だけ。
もう何年も夜が明けない。
暗闇の中には綺麗な花が咲き誇っていて雨の冷たさをも感じる。
また時が経っているのだと気づく。
崖から落ちて傷だらけになっても這い上がらなくてはいけない。
それは生を求める本能であった。