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【#06】ペンホルダーを開発したくなった理由

バタフライボードの福島です。

2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化の裏側』を少しづつですが共有させて頂きます。

第6回目は ペンホルダーを開発したくなった理由 です。

前回共有させて頂いた開発コンセプトのきっかけである

ケースを無くして、ケースの機能を実現すること。

の実現に向け、最も難易度が高いのはペンをどうするかという問題でした。

もちろん、ペンとノートを別で持つという選択肢もあったのですが、バタフライボード2のフィードバックでペンと一緒に持ち歩きたい要望をたくさん頂きペンホルダー付きバタフライボードジャケットを開発した経緯があります。この時はバタフライボード2のホワイトボードペンシルは軸径が決まっているので、比較的容易に開発はできました。

しかし、消せるボールペン(フリクション等)の場合は、バリエーションが半端なく多く、多色マルチ、軸径、形状、素材、ノック式、キャップ式、クリップの有無などどれをとっても同じものがなく、ペンホルダー泣かせのペンです。

ちなみにnotesユーザーのヒアリングでは軸径の太い3色フリクションを使っている人がかなり多くいました。。

消せるボールペンに限らず、世の中のペンといものは国内外問わず筆記具メーカーが筆記性を上げる工夫を長年行っており、高機能、高性能なペンがメチャ安く購入できるようになっているのは本当にありがたいことです。

ただし、あくまでもペンは置いておくもの、もしくはノートとは別々に持ち歩くという常識があるのかもしれません。

開発は常識を疑うところから始まる。
ボーズ時代に叩き込まれた信念が脳裏をよぎります

もちろん、ペンホルダーは世の中にはたくさんあり、私も昔からコレクションしておりましたが、いまだかつて納得いくペンホルダーに出会ったことはありません。決まったペンで書くのであればよいのですが、これだけ世の中にはいいペンがあふれているのに一つに絞る事はできません。

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私にペンホルダー開発を決意させたプロダクト

上記の課題が私の潜在意識の中に刷り込まれていた中で、PeakDesignというUSのカメラアクセサリーメーカーのCaputueに出会います。そもそもカメラはiPhone派なのですが、起業してからプロカメラマンさんに出会う機会が増え、自分でも撮れるんじゃないかという勘違いから、ついにカメラを購入してしまいました。。。しかし、大切に持ち歩きすぎて使用頻度が圧倒的に少なくなってしまい、宝の持ち腐れとなっていました。。。

そこで、このCaptureに出会い、カバンにフックさせて持ち歩く事になったとたん、外出頻度が上がり撮影機会が圧倒的に増える事になりました。

歳をとればとるほど人間の行動パターンを変える事は難しい中で、たかがバッグとカメラを繋ぐジョイントが自分の行動を変えたという事実は驚きでもあり可能性を強く感じ、いつでもどこでも素早く使える環境(機動性)を作り出すことの重要性を改めて認識しました。

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であれば、ペンとノートを常に一緒持ち歩く(持ち歩きたくなる)という機動性が上がれば、かく頻度を上げることができるのではないかという思いに駆られ、これまで出会ったペンホルダーでは不可能であった、ペンの制約を無くし出っ張り無しにスマートに持ち歩けるという超高い目標をたてて開発を決意しました。

まあ、決意してもすぐにアイデアが出るわけでもなく、この目標を潜在意識に刷り込ませアンテナ感度を高くし、ふとした瞬間の有機的な結びつきを待つことになります。

つづく

バタフライボードは “Hello, idea”® をコンセプトにアイデアに出会う道具を進化させ続けている会社です。

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