303
こんにちは。
トラックメイカーのbutterflyです。
9月9日(土)にアップロードした音源、
we are 303について記事を綴ります。
1.制作のきっかけ
水瀬海(@Minase_X_Kai_)
寅吉(@IQ_124)さん
butterfly(@butterflybeat2)
は偶然にも誕生日が同じということで、例年の誕生日ツイートのタイミングが重なっていました。
そういうご縁もあり、昨年の3月3日には寅吉さんと♭Meという曲を作りました。
そして、今年の3月5日には水瀬さんより以下のツイートがあり、それに乗っかる形で制作がスタートしました。
2.トラックについて
3月3日に因んで曲を作るとなった時に、パッと頭に浮かんだのが「tb-303」でした。
主にテクノとかで使用されるacid bassを奏でる機材ですね。
レゾナンスを高めに設定してフィルターを開くと独特の効果音(キュキュキュキュみたいな音)が鳴るのが特徴的です。
元々この303の音を使ってトラック作りたいな〜と思ってたので、「よっしゃ!これでいこう!」と思いトラックメイクに取り掛かりました。
最初はガバキックでテクノ感満載にしようと思ってたんですが、ラップを乗せる事を前提にするともう少し骨太なグルーブ感で作った方が乗りやすいかな〜と思い、
環royのバニシングポイントのようなテクノっぽいフレーズにブレイクビーツを合わせるような感じを参考にトラックを作っていきました。
一般的にテクノで303の音を使うとなるとワンコードの尺が長い印象があるんですが、
今回のトラックでは4や8小節で区切りの良いように、VIm-Ⅱm-Ⅲmをループするようなフレーズを用いて作成していきました。
また、バニシングポイントの他にもDJ MuroのChain Reaction等も参考にしながら、テクノっぽさを残しつつラップ用のトラックに仕上ることを心掛けました。
3.それぞれのリリックについて
次に、自分なりにお二人のリリックを見て感想を述べていこうと思います
(解釈が間違ってたらスミマセン)
①.verse1
水瀬さんのバースは以下の通り
冒頭「熱いところはタイガー(寅)に任せて大概熱い・・・」のところはこのコラボならではのライムでのっけからカッコいいですね。
その後、桂ヒナギク,両津勘吉など3月3日生まれのアニメキャラをうまいこと絡めて生き様をボースティングしてる感じが面白い・・・
全体を通して水瀬さんのリリックは韻は固いんですが、韻に踏まれてる感があんまりなくて、
リズムのためにライミングしてる感じでスッと入ってきて気持ちよく聴けるのが本当に凄いなぁと思いました。
②.verse2
続いて寅吉さんのバース
冒頭ひな祭りのサンプリングから始まり爺ちゃんと恵美子(お母様らしいです)も登場し、
「ずっと謳ってる」「集い叫ぶ」で助走して最後「周防天音」で締めるところとかも上手いし面白い。
また、♯Meのサンプリングも途中で入れてくれてるのが個人的には凄く嬉しかったです。
③.hook
次にhookです。
hookはまぁ、特筆することは無いんですが
「hey!we are 303!」を僕が入れて、その隙間をお二人に間を埋めてもらうような感じで考えてたので、そういう感じになりました。
特に水瀬さんの「サンジとかゾロルフィよりX-kai-、寅吉、butterfly Not Free のBeat」の部分は語感が気持ち良すぎますね。
歌いたくなるフレーズといいますか、前述の通りリズムの為にワードをチョイスしてる感じがあって、ラップが上手いってこういうことなんだなぁと思いました。
④.verse3
最後に、verse3はお二人に半分ずつ蹴って頂いてます。
「行くならホテル街」
→「ホテル街しれっと休憩する・・・」
「サンジとかゾロルフィより・・・」
→「ひとつなぎの・・・」
お互いのバースの始まりがhookのリリックのアンサーっぽくなってるのがエモいですね。
またレオリオは3月3日生まれだし、「かき集めようぜ」もワンピに掛かってて面白い。こういうギミックのあるやつすき。
4.終わりに
色々書きましたが、何が言いたかったかというとこの3人で曲を作れて非常に嬉しかったということです。
ネットの狭い界隈の中でたまたま誕生日が一緒だったという縁だけで一曲作れちゃうの凄くない・・・?めちゃくちゃ面白いですよね。
今後どうなるか分かりませんが、僕個人としては今後もまた3人で何かしら出来たらなぁ〜という気持ちでおりますし、来年の件の日にはまた公開できたらと思っております。
ここまでご拝読頂きありがとうございました!
それでは・・・
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